OKINAWA MOVIE LIFE

沖縄(宮古島)在住の映画好き。ツイッターは@otsurourevue

2013-10-01から1ヶ月間の記事一覧

『フィギュアなあなた』(★★★☆☆)

これは石井隆が時々撮るワンアイディアな小品だ。つまり、『フリーズミー』('00)路線。それゆえの物足りなさは残る。 序盤の社畜描写で心折れかけた。 いやー、変な映画だった。おそらくは是枝裕和監督『空気人形』('09)に対する石井隆監督なりの解釈なんだ…

『パッション(2012年版)』(★★★★★)

やばい!さいこう!ふるえが止まらねえ! 『パッション』はもうとにかく、映画で得られる快楽が全て詰め込まれたような映画だった! そのために同時代性だの政治性だの説教くさいメッセージだのを一切取り払った構成が潔い! やるならここまでやれよと! 見…

『あの頃、君を追いかけた』(★★★★☆)

台湾で大ヒットしたネット小説を原作者のギデンズ・コー自身がメガホンをとって映画化した作品。 問題児コートンと優等生シェンとの間の10年間にわたる恋愛を90年代青春風景やコメディを交えて描く。 くぅーーーっ!染みるねえ。 主人公たちの世代はぼくより…

『ハッシュパピー 〜バスタブ島の少女〜』(★★★★★)

ほぼ無名キャストと監督の作品ながら、サンダンス映画祭で喝さいを浴び、主演のクヮヴェンジャネ・ウォレスはアカデミー主演女優賞に最年少でノミネートされた。監督のベン・ザイトリンはぼくと2つしか歳が変わらなかった。 作品の感想、とてもよかったです…

『華麗なるギャツビー(2013年版)』(★★★★☆)

スコット・フィツジェラルドによるアメリカ文学史に燦然と輝く小説を、『シカゴ』('02)等ミュージカル映画における仕事で知られるバズ・ラーマン監督が映画化。 ギャツビーというキャラクターがアメリカの青春を象徴しているキャラクターであるため、映画そ…

『凶悪』(★★★★☆)

文字通り「凶悪」な映画解説 死刑囚の告発をもとに、雑誌ジャーナリストが未解決の殺人事件を暴いていく過程をつづったベストセラーノンフィクション「凶悪 ある死刑囚の告発」(新潮45編集部編)を映画化。取材のため東京拘置所でヤクザの死刑囚・須藤と面…

『偽りなき者』(★★★★☆)

デンマークの監督、トマス・ヴィンターベアの2012年作品。「子供と酔っぱらいは嘘をつかない」というのはデンマークの諺らしいが、この映画は保父であるルーカス(マッツ・ミケルセン)が子どものついた嘘によって性的虐待者の濡れ衣を着せられて追い詰めら…

『監禁探偵』(★☆☆☆☆)

夏菜と三浦貴大W主演のシチュエーションスリラー。 嫌いではないが、正直言って完成度は低いと思います。元々、映画の持つルールと推理モノのもつルールって相いれないところがあって相性が良くないのですが、これはまさにその部分が出たかなと。 低予算映画…

『オブリビオン』(★★★★☆)

トム・クルーズ主演のSF作品。監督はジョセフ・コシンスキー。異星間戦争により荒廃した地球に住む男・ジャックは不可思議な夢を見る・・・。 傑作じゃないですか!とにかく見ていて気持ちのいい画と音楽が続いて、正直に告白すると途中で眠くなり、最初から…