OKINAWA MOVIE LIFE

沖縄(宮古島)在住の映画好き。ツイッターは@otsurourevue

2010-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ALIVE/SOPHIA

Release 1998.5.20/Toy's Factory バンドとして脂がのっていた時期に発表された5枚目(フルとしては2枚目)のアルバム。俺としても青春の一枚です。 先鋭性とかロックとしてのダイナミズムとかは次作『マテリアル』のほうが勝るとは思うけれど、これも地味…

Ágætis byrjun/Sigur Rós

Release 1999.6.12/cutting edge アイスランドのポストロックバンド・シガー・ロスの2枚目のアルバム。 俺はシガー・ロスのことをずっと電子音楽の人だと思っていて、だから最初聴いた時、思ったよりバンドサウンドを軸にしていたのに驚いた記憶があります。…

All the BEST!1999-2009/嵐

Release 2009.8.19/J-Storm 今やジャニーズ随一、いや、ヒットチャート随一のグループとなった嵐の10周年記念ベストアルバム。 嵐は、ジャニーズの中でも色のついていないグループだったと思う。84年生まれの自分にとって、物心ついたころにはSMAPはおろ…

Adore/The Smashing Pumpkins

Release 1998.5.30/Virgin 90年代のオルタナシーンを支えたアメリカのバンド・スマパンの4枚目のアルバム。本国では商業的に今一だったものの、日本では「メランコリー終わりのない悲しみ」以上のヒット。 初めてのスマパンがこれで、入り方としてはどう…

Absolution/Muse

Release 2003.9.15/WARNER MUSIC イギリスのバンド・ミューズの3枚目のアルバム。 初めてミューズを聴いた。 いきなり不協和音のピアノで幕を開け、「Time is running」に象徴される憂鬱をそのまま音階にしたようなメロディーラインとそれを絞り出すような…

A&M Songs Of Burt Bachrack/V.A.

Release 1995.6.25/Polydor 60-70年代にかけて活躍した作曲家・編曲家バート・バカラックが曲を提供したA&M所属アーティストによる作品集。カーペンターズやセルジオ・メンデスのような超有名アーティストも含まれており、「雨に濡れても」等の超有名曲も収…

?/Perfume

Release 2009.7.8/TOKUMA JAPAN Perfume三枚目のアルバム。 改めて聴いてみると、もともとエフェクトをかけていた3人の声が、ここでは完全にトラックを形成する一部になっていて、一番注目を集めていた時期にこのアルバムを出したのは中田ヤスタカ恐るべし…

川の底からこんにちは(★★★★☆)

この映画によく出てくる言葉「しょうがない」「中の下」そして「がんばる」。 頑張っている姿は、みっともないしカッコ悪い。どれだけ世間が美化しても、それは事実だ。 それでもがんばるしかない。開き直るしかない。それが、この映画のテーマ。 一応、体裁…

悪人(★★★★★)

間違いなく物議を醸し出す問題作になるだろう。 もう一つの問題作『告白』('10)と同じく、こちらも原作をほぼ忠実に映像化している。 ただし手法は真逆。『告白』が原作の一部分を拡大解釈しているのに対し、こちらでは原作の説明過多な部分を削ぎ落している…

息もできない(★★★★★)

桜坂劇場では飽きるくらい予告がかかっていた。 その予告から受ける印象は、いかにも韓国らしいべたべたな展開で泣かせるドラマだった。 けれど、始まって数分、印象は裏切られる。 まず、手ぶれを多用した撮影。最近よくみられる手法(『ハートロッカー』と…

インセプション(★★★★☆)

これは是非映画館の大スクリーンで観てほしい。 そもそも、夢に中に入り込むという設定(=夢と現実の境目が不明瞭になる)は、映画という媒体に非常に合っているんだよね。 暗闇の中で、スクリーンに映し出される映像に身を委ねるという行為は、夢を観てい…

ベスト・キッド(2010)(★★★★★)

80年代の映画のリメイクらしいけれど、元の映画は観てない。 超おもしろかった。140分息も着かせぬ傑作。 素晴らしいエンターテイメントなんでぐだぐだ言うのはしょうもないのだけれど、個人的に印象に残ったのはジャッキー・チェン演じる師匠が初めてシャオ…

人情紙風船('37/山中貞雄)

いわゆる貧乏長屋を舞台にした戦前の映画なんだけど、簡単に一言で言いきれないような何かがある作品。 詳しく調べたわけじゃないけれど、この時代ってもっと善悪がはっきりしていたはず。なんせこれから太平洋戦争に向かおうという時代なんだから。 けれど…