2006-03-01から1ヶ月間の記事一覧
1984年(ぼくの生まれた年だ)発表。今や1,2を争うほど有名なアニメーター、押井守さんが監督・脚本をつとめた初期作品ってことで有名ですね。 ぼくは「うる星やつら」をまったく観たことも、原作を読んだこともなくて、それで少々キャラクター設定を理解し…
横沢秀夫の幻のデビュー作。 推理小説というよりも、人物描写に重きが置かれている感じ。三谷幸喜に近いものを感じさせた。まあ、三谷作品にはレイプは100パー出てこないが。 後半のハラハラさせる感じは圧巻。映像がポンポンと思い浮かんでくる。 文章に関…
ローリングストーンズの1966年リリースのアルバム。 全体的に黒人音楽の影響を多大に受けているらしい。確かに。 ブードゥーッぽいいかがわしさのある「悪魔を憐れむ歌」は確かに今聞いてもぜんぜん新鮮で、40年前の曲とは思えない。パーカッションが聴いて…
スパルタ・ローカルズの2005年リリースの通算4枚目のアルバム。 このアルバムは全曲ラブソングの、どことなく夜を思わせる作品。夜っていっても2005年の明るい夜じゃなくて、80年代の暗い夜。なんか80年代って70年代より夜が暗い印象がある。「夢ステーショ…
フジファブリックの2ndアルバム。 ファーストに比べて洗練された感じはするし、前のアルバムレビューで取り上げた要素も後退してはいない。けれどファーストのほうがすきなのは、きっとフジファブリックにはその洗練されてない荒削りな感じが似合うからだろ…
フジファブリックのデビューアルバム。2004年リリース。 巷では「変態」と評されることも多いこのバンド。その評価を決定付けているのは、どうやってこんなリフ思いつくの、っていうギターと、どうしても暗さのぬぐえないボーカル(その点で少しはっぴいえん…
オザケンの4年ぶり、通産5枚目のアルバムで、全曲インストってことで、そうなるかワクテカして待ってたんだけど、個人的には前作「Eclectic」より好きだったりする。 ひょっとしたらシガー・ロスみたいなエレクトロニカになるんじゃないかと思っていたんだけ…
木村カエラの2ndアルバム。 あまりいい前評判聞かなかったんだけど、そこまで悪いとは感じなかった。少なくともファーストに比べれば。 たしかに、後半の吉村英樹(blood thirsty butchers)や岸田繁(くるり)やミト(クラムボン)や田淵ひさこの提供曲が…
ミドリカワ書房こと緑川真一のデビューアルバム。 ミドリカワ書房の特徴としては、物語性の強い歌詞とフォークソングを思わせるアコギ中心のアレンジなんだけど、この作品もデビューアルバムってことあって、ミドリカワ書房の名刺代わりの作品としてはよくで…
ビョークが2001年にリリースしたアルバム。 このアルバムが出たころのビョークの発言で、内向的なひとは外へ向かう意思がないのではなく、自己完結してしまうから、私はそんな人のための歌を歌いたいというような内容のものがあって、それを読んで以来俺はビ…
早いものでGUG5枚目のアルバム。テディベアのジャケットがすべてを語っている気がする。ゴーイングアンダーグラウンドってやっぱりかわいい音楽だ。 とにかくメロディの良さが耳を引く。初期のような一発でノックアウトっていうヒットソング王道みたいなのは…
東京事変の2006年リリースのセカンドアルバム。俺、あまり「教育」いいアルバムだと思えなかったの。まず、全体的にちぐはぐな感じがしたし、メロディの質も下がっていると思ったから。バンドとしての椎名林檎とソロの椎名林檎のどっちつかずッていう印象も…
DEENのバラードベストアルバム。爽やかなイメージの強いディーンだけど、改めて聴いたら結構アクの強いボーカルをしていると思った。なんか力を入れて少しためて歌うような感じで、これ以上力を入れすぎると森山直太朗になるだろう。 バラードコレクションっ…
オリジナル・ラブが1999年にリリースしたべストアルバム。こういった、一枚に収まったベストアルバムがあるのってすごく良心的だ。このアーティストはこれから聴けってのがわかるから。 それで、内容は音楽性が多岐にわたる、というか、おそらくはほとんどそ…
監督:番場秀一 出演:小雪、小林賢太郎、大森南朋、椎名林檎 2003年リリースのDVD。『加爾器 精液 栗ノ花』はこれのサントラみたいな内容だろうか。「意識」とか「迷彩」とか使われてない曲も多いけど。 個人的に、小林賢太郎さん大好きなんだけど、この作…
椎名林檎が2003年にリリースした3枚目のアルバム。 椎名林檎のイメージに沿った作だとは思うけれど、曲名が6曲目「茎」を境にシンメトリーになってたり、曲の雰囲気が大正のころに設定されていたりと面白い。 結局ぼくは椎名林檎のユーモアのセンスが好きな…
エフエム福岡開局35周年のイベントだそうで、行ってきました。Salyu以外はすべて初めて観るミュージシャンだったのだけれど。 オープニングアクトはミドリカワ書房。こんなステージ初めて観た。まず、演奏自体はアコギ2本のシンプルなものだけれど、なんてい…
明日、ってかもう今日だけど、「love creccend」という斉藤和義やSalyuやDEPAPEPEやミドリカワ書房が出演するライブに行ってきます。 レポートしますんでよろしくお願いです。
原寮のミステリー小説。直木賞受賞。 和製ハードボイルドというべきか。もちろん影響はもろにアメリカのそれなのだけれど。笑っていいのかどうかわからないユーモラスな表現が印象的。 これもちょっとトリックが納得いかなかった。てか、卑怯じゃない。 この…
恩田陸の衝撃のデビュー作。 恩田陸の描く学園生活には、リリイ・シュシュのすべてで観た田園風景と同じ風景がある。キラキラしてるけど同時に閉塞もしている。 こういったミステリーの類を読むときに最初にすることは、すべてを合理的に、科学に基づいて考…
監督:西谷弘、脚本:佐藤信介、原作:桂望実『県庁の星』(小学館) キャスト:織田裕二、柴咲コウ、佐々木蔵之介、和田聰宏、紺野まひる、奥貫薫、井川比佐志、益岡徹、矢島健一、山口紗弥加、濱田岳、ベンガル、酒井和歌子、石坂浩二 遅まきながら観まし…
スピッツの8枚目のアルバム。1998年発表。 リリース時期もあるだろうけど、全体的に白や薄い橙のイメージがあって、スピッツのシーズンとも言える春の空気を表現しています。メロディもスピッツの全キャリア中一番穏やかな気がする。ロックよりもポップより…
Sir Destiny アンタ 俺を見てるか もう飽きたなんていわせないぞ 今に見てろ 夢を掘り出して見事悔しがらせてやる 藤原基央詩「Everlasting lie」 バンプがインディーズ最後にリリースした作品。2000年3月25日リリース。 全体的に物語性のある歌詞と、ギター…
すでに女として生まれた効能は発揮しているのだけど脱がせてほしい (椎名林檎詩「病床パブリック」) 椎名林檎名義での2枚目のアルバム。2000年3月31日リリース。椎名林檎作品で一番売れた作品で、それだけに中古でもよく見るのだけれど、個人的にはすばら…
1992年。日本。 監督:金子修介、製作:三ツ井康、エクゼクティブ・プロデューサー:村上光一/堀口壽一、プロデューサー:鎌田敏郎/一瀬隆重/瀬田素/石原真、脚本:福田卓郎/金子修介。原作:杉本伶一 主題歌 「どんなときも」 槙原敬之 メインキャスト 織田…
ラストデイズオブエイプリルの5thアルバム。2004年発表。もともとエモコアの要素が強かったらしいが、このアルバムからはギターポップの要素が強くなったらしい。 どことなく温かみのあるメロディと、ジャケットにも現れているようなパステルカラー名全体の…
ガガガSPの2ndアルバム。2003年発表。 コザック前田こそ一番知的なロッカーだと思う。このアルバムが発売されたころ、雑誌のインタビューでこのようなことを答えていた。フォークソングを思わせる字余りの歌は一見歌詞が先に見えるが実は曲を先に作っている…
これで今年度も終わりか。去年は沖縄で見たこのチャンピオン大会。リアルタイムで見るのは三度目なんだけど、いつも見た後に一抹の寂しさを感じる。来年はどんな芸人がそろって、どんな気持ちでオンエアを見るのだろう。 ・タイムマシーン3号 (漫才)子供の…
毎年ネット上でいつも放送前にチャンピオンを知ってしまっていた僕ですが、今年はどうにか見ずにすみました。そんなわけで、いまさらですがセミファイナルの各芸人のネタを振り返ってみようと思います。3/4放送分(北海道) キャン×キャン 954kb (漫才)荒…
1996年製作。デンマーク。 監督・脚本:ラース・フォン・トリアー エミリー・ワトソン(ベス)、ステラン・スカルスゲールド(ヤン)、カトリン・カートリッジ(ドド)、ジャン・マルク・バール(テリー)、エイドリアン・ローリンズ(リチャードソン医師)…