OKINAWA MOVIE LIFE

沖縄(宮古島)在住の映画好き。ツイッターは@otsurourevue

2006-03-30から1日間の記事一覧

横山秀夫「ルパンの消息」

横沢秀夫の幻のデビュー作。 推理小説というよりも、人物描写に重きが置かれている感じ。三谷幸喜に近いものを感じさせた。まあ、三谷作品にはレイプは100パー出てこないが。 後半のハラハラさせる感じは圧巻。映像がポンポンと思い浮かんでくる。 文章に関…

THE ROLLING STONES「BEGGARS BANQUET」

ローリングストーンズの1966年リリースのアルバム。 全体的に黒人音楽の影響を多大に受けているらしい。確かに。 ブードゥーッぽいいかがわしさのある「悪魔を憐れむ歌」は確かに今聞いてもぜんぜん新鮮で、40年前の曲とは思えない。パーカッションが聴いて…

SPARTA LOCALS「DREAMER」

スパルタ・ローカルズの2005年リリースの通算4枚目のアルバム。 このアルバムは全曲ラブソングの、どことなく夜を思わせる作品。夜っていっても2005年の明るい夜じゃなくて、80年代の暗い夜。なんか80年代って70年代より夜が暗い印象がある。「夢ステーショ…

フジファブリック「FAB BOX」

フジファブリックの2ndアルバム。 ファーストに比べて洗練された感じはするし、前のアルバムレビューで取り上げた要素も後退してはいない。けれどファーストのほうがすきなのは、きっとフジファブリックにはその洗練されてない荒削りな感じが似合うからだろ…

フジファブリック「フジファブリック」

フジファブリックのデビューアルバム。2004年リリース。 巷では「変態」と評されることも多いこのバンド。その評価を決定付けているのは、どうやってこんなリフ思いつくの、っていうギターと、どうしても暗さのぬぐえないボーカル(その点で少しはっぴいえん…

小沢健二「Ecology Of Everyday Life 毎日の環境学」

オザケンの4年ぶり、通産5枚目のアルバムで、全曲インストってことで、そうなるかワクテカして待ってたんだけど、個人的には前作「Eclectic」より好きだったりする。 ひょっとしたらシガー・ロスみたいなエレクトロニカになるんじゃないかと思っていたんだけ…

木村カエラ「Circle」

木村カエラの2ndアルバム。 あまりいい前評判聞かなかったんだけど、そこまで悪いとは感じなかった。少なくともファーストに比べれば。 たしかに、後半の吉村英樹(blood thirsty butchers)や岸田繁(くるり)やミト(クラムボン)や田淵ひさこの提供曲が…

ミドリカワ書房「みんなのうた+α」

ミドリカワ書房こと緑川真一のデビューアルバム。 ミドリカワ書房の特徴としては、物語性の強い歌詞とフォークソングを思わせるアコギ中心のアレンジなんだけど、この作品もデビューアルバムってことあって、ミドリカワ書房の名刺代わりの作品としてはよくで…