OKINAWA MOVIE LIFE

沖縄(宮古島)在住の映画好き。ツイッターは@otsurourevue

2005-11-01から1ヶ月間の記事一覧

木尾士目「げんしけん」

2002年よりアフタヌーンで連載開始された、オタクな大学生の日常をほぼありのままに描いた漫画。アニメ化もされたらしい。てか、よくアニメ化されたな。一番そういったものとは縁遠そうなんだけど。 それと、この漫画がすでに3年以上も連載が続くほどの人気…

ケイゾク

1999年の1月から3月にかけてTBSで放映されたドラマ。枠は金曜の10時から。堤幸彦演出。出演は、中谷美紀、渡部篤郎、竜雷太、鈴木紗理奈など。 まず特筆すべきは、映像感。日本のドラマにはあまりない手法を使って、描かれる刑事ミステリーは、ザッピングな…

滝本竜彦「ネガティヴ・ハッピー・チェインソー・エッジ」

ひきこもり出身の作家、滝本竜彦のデビュー作。 経歴を見るに、この方がひきこもりをしていた時期ってのは1999年前後ってことになる。まだネットもそれほど普及してなかった時代に、彼が自分のアイデンティティを求めたのは何だったのだろう?多分今ひきこも…

BUMP OF CHICKEN「supernova/カルマ」(2005)

バンプの新曲。 俺にとって、ねえ、バンプはやっぱり好きなバンドだし、何度もなかされてきた。藤原君のかすれ気味の声、ミネタくんといっしょで、声だけで泣かせてくれる人だと思う。 で、この「supernova」。たぶん今年でた中で一番の名曲として認定しちゃ…

椎名林檎「無罪モラトリアム」(1999)

椎名林檎のファーストアルバム。1999年リリース。 僕にとって椎名林檎の音楽は金曜日の夕暮れの音楽だ。このアルバムでも何曲か夕暮れの情景を歌った曲があるけど、なんだろ、夕暮れの情景ってのは日本人の琴線に否応なく触れるのが理屈抜きであって、それが…

eastern youth「雲射抜ケ声」(1999)

イースタン・ユースが1999年にリリースしたアルバム。全体を通して、確かに重いというか、その重さもポージングとしてつけられたものでは決してなく必然性のある重さという気がする。 イースタンは1998年ごろからメディアにも盛んに取り上げられるようになり…

筋肉少女帯「レティクル座妄想」(1994)

宇宙人上等!(何のことか分からない方ははてなキーワード「はてな伝説」をお読み下さい。) 大槻ケンヂ率いるミクスチャーバンド・筋肉少女帯の1994年発表のアルバム。エッセイなんかを読んでみると、オーケンはこの頃多少精神の調子を崩していたらしい。詳…

スガシカオ「4 FLUSHER」(2000)

さて2000年に入る。パトカーできた警官たちをバックバンドにしてうたうプロモのシングル「SPIRIT」が「きっと全てがうまくいくと思いながらつまづいたり時々うまくごまかしたり…」なんて今までにないポジティブなメッセージで、シカオがどうなるのかと思った…

スガシカオ「SWEET」(1999)

スガシカオの1999年第一弾シングル「夜明けまえ」はシカオもパブリックイメージを外側からクリックしたような曲だった。緻密な描写、閉塞感を感じる叫び、そのどれも誰もがイメージするスガシカオ像だった。ただ、この曲は今までになくアレンジがポップスに…

スガシカオ「FAMILY」(1998)

シカオは1997年秋に出したシングル「愛について」から帽子を取り、この曲のプロモで何もつけてない顔を見せている。結構男前だ。次のシングル「ストーリー」からはまたサングラスをかけて素顔を隠しちゃうんだけど(「FAMILY」のジャケットでも手で顔を覆っ…

スガシカオ「CLOVER」(1997)

シンガーソングライター・スガシカオのデビューアルバム。 スガシカオ、山崎まさよし、GRAPEVINE、この三組には、アロハプロダクション所属って以外にも、新曲を出せば10位から20位前後に入るといった売れ方が似ているという共通点がある。音楽性にしても、…

aiko「夢の中のまっすぐな道」(2005)

aikoの2005年発表の6枚目のアルバム。 これは、2002年発表の「秋、そばにいるよ」に続く地味路線だと思う。たいてい、ポップスのアルバムは先行シングルとして切られた曲が1〜3曲目にはいることが多い。これはこうすることでアルバムに勢いをつけることがで…

山崎まさよし「アトリエ」(2003)

まさやん2003年発表の5thアルバム。30代になって初めてのアルバム。なんと、作詞作曲編曲プロデュースどころか、すべての楽器演奏までも担当した、けれど全体としてはバンドサウンドになっているアルバム。この人の才能に触れるとため息が出る。 山崎まさ…

NOB「colors」(2004)

2004年に、フロントマンの鎌田さんの急逝によりその活動を停止したパンクバンド・NOBの2004年発表のアルバム。 内容は、ジャケット同様にシンプルなパンクロック・メロディックハードコアが10曲、それだけなんで、ハイスタみたいなアクの強さや、ハスキンみ…

DEAD KENNEDYS「暗殺」(1980)

アメリカ西海岸出身のパンクバンド,デッド・ケネディーズのデビューアルバム。1980年発表。今のTHE OFFSPRINGに通じるポップなパンクがいっぱい。邦題は「暗殺」で、これはジャケットのケネディ暗殺時の車から。本来のタイトルの「FRESH FRUITS FOR ROTTEN V…

小沢健二「LIFE」(1994)

さて、そろそろとりあげますか。オザケンこと小沢健二さんが1994年にリリースしたソロ2枚目のアルバム。 多分、人生に聴いてきたアルバムの中で、「心のベストテン第一位はこの曲だった」まではいかないまでも、確実に5本の指に入るくらいは好きなアルバムで…

THE WHITE STRIPES「WHITE BLOOD CELLS」(2001)

ホワイト・ストライプスの通算3枚目のアルバム。2001年発表。 最近、たとえば眠れないときとか、くだらない思考を本気になって考えて、人生で何の役にも立つはずないのに考えてより眠れなくなることがあるのだけれど、そんなくだらない思考の中のひとつが、…

THE JESUS AND MARY CHAIN「PSYCHO CANDY」(1985)

イギリス出身のロックバンド、ジーザス・アンド・メリーチェイン(以下ジザメリ)のデビューアルバム。1985年発表。 たとえばさ、今やハードコアを通過した世代にとってエルヴィス・プレスリーやビートルズやセックス・ピストルズの音を、少なくとも音楽的に…

新世紀エヴァンゲリオン

先週かけて一気に最終話までのビデオ観た。初めてだったんだけど、10年前の作品とは思えないところもあるし、10年前の作品だなというところもあった。 1995年の10月から1996年の3月までテレビ東京で放映され、その後1997年3月公開の「Air/まごころを君に…

スウィングガールズ

矢口史靖監督・脚本の映画で、2004年公開。出演は、上野樹里、貫地谷しほり、本仮屋ユイカ、平岡祐太、竹中直人、白石美帆など。 御多分にもれず俺も土曜9時からのプレミアムステージで観たんだけど、ああ、観てよかったと思えた。「ウォーターボーイズ」(…

江口寿史「なんとかなるでショ!」

伝説の遅筆漫画家・江口寿史が1988年に発表した準短編集。とにかくやりたい放題やってて、スノビズムも80年代の空気も全部真空パックされたみたい。けど、コミックスの構成からか不思議と完成度の高さを感じてしまう。 ちなみに「なんとかなるでショ!」は角…

小松未歩「謎?〜小松未歩1st〜」(1997)

GIZA系の女性シンガーソングライター、小松未歩の1stアルバム。1997年発表。11曲なんだけど、すでにFIELD OF VIEWやDEENなどに提供した曲のセルフカバーが収められていて、事実上のベストアルバムだって発売当時は話題になった記憶がある。 デビュー曲の「謎…