OKINAWA MOVIE LIFE

沖縄(宮古島)在住の映画好き。ツイッターは@otsurourevue

誓いの休暇

 1960年のソヴィエト映画。
 スピッツの「甘い手」(「ハヤブサ(2000)」に収録)に映画のせりふが引用されていることでも有名です。ちなみにその部分は主人公の兵士が帰郷途中の汽車で乗り合わせた女の子にパンを分け与えて、女の子が「私の地方ではワッフルがあるわ」みたいな台詞を言っているようです。
 ロードムーヴィーの形式をとって、反戦メッセージを組み込んだ作品ですね。これは。スピッツが「愛のことば」で歌う「昔あった国の映画でいつか見たような道」も見れました。
 少々メロドラマティックな部分もあったのですが、主人公の兵士が旅の途中で知り合った兵士に、妻へ石鹸を届けるように頼まれて渡しに行くときのエピソードや、汽車の中で知り合った女の子と「男女間に友情は成立するのかしら」なんて現代でもよく交わされる会話をするところなんてかなりよかったです。
 上映時間も短く、テンポもいいので古い映画に偏見がある人でも大丈夫だと思います。

誓いの休暇 デジタル・リマスター版 [DVD]

誓いの休暇 デジタル・リマスター版 [DVD]