OKINAWA MOVIE LIFE

沖縄(宮古島)在住の映画好き。ツイッターは@otsurourevue

5月の読書記録

 5月は遠くになりにけり
2009年5月の読書メーター
読んだ本の数:24冊
読んだページ数:7601ページ

パラドックス13
自分が読んだ東野作品の中では最もSF度合いが強いと感じた。全編を通して、兄と弟の口を借りて理性と感情の、公と個の対立が描かれていて面白く読んだ。あえて感情的な意見を言わせてもらうなら、東野作品の整合性とパニック小説はアンバランスだ、ってこと。実際にはそれぞれの問題はいっしょくたに襲ってくるだろうし(だがそれだと小説として読みにくくなるので東野はこれでいいのだ)。
読了日:05月30日 著者:東野 圭吾
http://book.akahoshitakuya.com/b/4620107395

憲法の常識 常識の憲法 (文春新書)
憲法の中でも、よく論点に挙げられる女帝の議論や9条、外国人参政権靖国参拝などについて、「国家」意識の再考と日本国憲法の成立過程の分析を通じて考え直している。9条に関しては改憲派で、その他の事項に関しても現在ネット上で言われている意見と方向を同じにしている、と言えばどんな意見かわかっていただけるだろうか。私も大体同じ意見。問題は本来常識とされるはずのことが広く国民に行き渡らないこと。
読了日:05月29日 著者:百地 章
http://book.akahoshitakuya.com/b/4166604384

■パッチワーク
嶽本のばらのエッセイ集。私はお洒落とは無縁な人間なのだけれど、見る分にはゴスロリが一番好きで、それは何故かというと、ゴスロリには思想があるからだと確認した。孤高な生き方を表現する手法。かっこいいぜ。
読了日:05月28日 著者:嶽本 野ばら
http://book.akahoshitakuya.com/b/4594037674

■書きあぐねている人のための小説入門 (中公文庫)
小説を書きたい人以外にもおすすめ。いわゆる文学的な作品ができる設計図のようなものがここに記されていると思う。高橋源一郎の「小説教室」と併読すると面白い。
読了日:05月28日 著者:保坂 和志
http://book.akahoshitakuya.com/b/4122049911

■オタクの遺伝子
すごい情報量。マップスも読んでみたくなった。ガンダムに関する背景知識がある人ならより楽しめると思う。
読了日:05月28日 著者:稲葉 振一郎
http://book.akahoshitakuya.com/b/4872338693

■アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない
調べれば調べるほどブッシュ政権下のアメリカというのは、よく8年も国がもったなという感じなのだけれど…。もちろん町山さんのフィルターだって透明なわけじゃないから、ここに書いてあることを鵜呑みにするわけには行かないけど、アメリカという国のビョーキさ加減を知るのにはうってつけだった。
読了日:05月24日 著者:町山 智浩
http://book.akahoshitakuya.com/b/4163707506

■財政のしくみがわかる本 (岩波ジュニア新書)
これはわかりやすくて面白い。学問的な印象を持っていたが、現在の日本の財政への批判含む言及と、一応の解決案を出していたのが印象的だった。一番興味を持ったのが国と自治体についての箇所で、認識を改めることとなった。ともかくも、目指すべき日本像をクリアにすることが必要だ。
読了日:05月23日 著者:神野 直彦
http://book.akahoshitakuya.com/b/4005005667

■此よりは荒野 (ガガガ文庫)
思ったより甘さのない話。典型的な成長物語で、地味だが楽しめた。成長したいけど壁にぶつかってしまうヒリヒリとした感じが伝わってきた。ただ、西部劇である必然性を感じなかったのが残念。
読了日:05月22日 著者:水無神 知宏
http://book.akahoshitakuya.com/b/4094511032

■小説の読み方~感想が語れる着眼点~ (PHP新書 588)
高橋源一郎と同時に読んでたら高橋源一郎の名前が出てきたのでびっくり。メカニズム、発達、進化、機能に着目した小説の読み方は参考になる。「恋空」について書いた箇所は目から鱗。
読了日:05月19日 著者:平野 啓一郎
http://book.akahoshitakuya.com/b/4569704344

■一億三千万人のための小説教室 (岩波新書 新赤版 (786))
何故かラスト泣きそうになった。小説は何を書いてもいいんだよと言われたようで。「日本文学盛衰史」で森鴎外に起こった覚醒を促しているように思う。
読了日:05月19日 著者:高橋 源一郎
http://book.akahoshitakuya.com/b/4004307864

■脳男 (講談社文庫)
なるほど。面白い。S&Mシリーズやケイゾクを連想した。またこの物語は真梨子の成長物語としての側面も内包している。
読了日:05月18日 著者:首藤 瓜於
http://book.akahoshitakuya.com/b/4062738376

十角館の殺人 新装改訂版 (講談社文庫 あ 52-14)
「あの一行」には確かにびっくりしたし、文章もストーリーも見事だと思う。けど、色々と無理があるような…。釈然としないものが残った。それでも幕引きは見事。
読了日:05月18日 著者:綾辻 行人
http://book.akahoshitakuya.com/b/4062758571

■恥辱 (ハヤカワepi文庫 ク 5-1)
序盤はテンポのいい語り口に魅了され、後半は展開にノックアウトされた。この物語は、達観した考え方を持った男の挫折を描いており、老境に差し掛かろうとする男の悲哀(取り返しのつかない感じ)という意味でカズオ・イシグロの「日の名残り」と共通するテーマを感じた。
読了日:05月17日 著者:J.M. クッツェー
http://book.akahoshitakuya.com/b/4151200428

■死の棘 (新潮文庫)
気合いを入れて読まねばと思い、ようやく読み切った。決して難しい文章ではなく、平仮名や片仮名を用いた視覚的手法による狂気の表現も分かりやすい。だが、とにかく重い。気が滅入る。だが読んでしまう。トシオに抱いている感情は、「嫉妬ゆえの狂気」なんて単純な言葉では言い表わせず、結果として600ページ以上を要したのだろう。男の情けなさというペーソスを表現する役者として、映画版でトシオを演じた岸部一徳はまさに適役。
読了日:05月17日 著者:島尾 敏雄
http://book.akahoshitakuya.com/b/4101164037

■世界経済の潮流―世界金融危機と今後の世界経済〈2008年 2〉
勉強用。読み終わってないけど。こちらは世界編。各国の状況もわかりやすくまとめられていると思う。この本の何よりのセールスポイントは値段だと思う。これで1000円はコストパフォーマンスいいよなあ。
読了日:05月15日 著者:
http://book.akahoshitakuya.com/b/490438301X

■平成20年版経済財政白書
勉強用。読み終わったわけじゃないけど。よく「日本経済を読み解く〜」みたいな本があるけど、それを読むよりも内閣府出版の大本となる本を読んだほうがわかりやすいと思った。きちんと専門用語の説明もあるし、なにより全体を網羅している。
読了日:05月15日 著者:内閣府
http://book.akahoshitakuya.com/b/4915208311

フルメタル・パニック! 燃えるワン・マン・フォース (富士見ファンタジア文庫)
前作から少し間を置いて、続きを読むことにした。いやー、これきっと出た当初騒ぎになったろうなあ。一本映画を見終えたような感銘を受けた。
読了日:05月15日 著者:四季 童子
http://book.akahoshitakuya.com/b/4829117931

■アメリカ歴代大統領の通信簿
アメリカ大統領をA〜Eで評価したもの。Aにはリンカーンがいて、EにはブッシュJrがいる。大統領からアメリカ史を概観するには適切と思われるが、思ったより政策に触れていない印象。日本人の私からみるとファーストレディの重要性がそこまで理解できない。
読了日:05月09日 著者:八幡 和郎 米国政治研究会
http://book.akahoshitakuya.com/b/4569704964

■イニシエーション・ラブ (文春文庫)
絶対騙されるものかと意気込んで読んでいる人ほど足元すくわれるかも。(ネタバレ気味の話はコメント欄で)
読了日:05月08日 著者:乾 くるみ
http://book.akahoshitakuya.com/b/4167732017

■塩壷の匙 (新潮文庫)
作者の初期作品集で、発表時期に20年近い差があるので纏まりはないが、その分作家としての変化が見て取れる。(コメント欄に続く)
読了日:05月07日 著者:車谷 長吉
http://book.akahoshitakuya.com/b/4101385114

■現代小説のレッスン
近代小説が活字になるに従って附けられた重し―「描写」「思弁的考察」「内言」を現代小説が「エンターテイメント化」しようとする試みを村上龍保坂和志舞城王太郎がいかに行ったかを分析。確かにためになったが「やっぱダメじゃん」とも言いたくなった。特に舞城…。ともあれ、小説の読み方が少し変わりそうです。
読了日:05月05日 著者:石川 忠司
http://book.akahoshitakuya.com/b/406149791X

銀河ヒッチハイク・ガイド (河出文庫)
今まで読んだSFとは違う印象。「家畜人ヤプー」が近いかな?自虐的なジョークが。ドタバタした展開と、クスリとくる表現が印象的だが、ちょっと中弛みしたのが惜しい。
読了日:05月02日 著者:ダグラス・アダムス
http://book.akahoshitakuya.com/b/4309462553

■蜘蛛女のキス (集英社文庫)
長いこと積んでいてようやく読み切ったが、読み終わるのはまだ先になりそう。まだ表の物語しか読み取れていないと思う。この物語には、モリーナの語る映画という複数の物語が含まれるし、時折挟まれる注釈はこの物語を記録されたものとして見つめる第三者の存在を知覚せざるを得ない。再読を要する作品だ。
読了日:05月02日 著者:マヌエル プイグ,マヌエル・プイグ
http://book.akahoshitakuya.com/b/408760151X

■ルバイヤート (岩波文庫 赤 783-1)
11世紀ペルシャの万能人間・ハイヤームの遺した四行詩(ルバイヤート)。詩文学は完全に門外漢なので語る言葉は持たないけど、非常に破天荒な印象を受けた。訳する過程でどこまで原文の良さが伝わってきているのかは不明だけど、この一刀両断な快楽主義は素晴らしい。オマル・ハイヤームこそ傾き者だ。
読了日:05月02日 著者:オマル・ハイヤーム
http://book.akahoshitakuya.com/b/4003278313


読書メーター
http://book.akahoshitakuya.com/

6月の読書記録

ああ、このころはひたすら受験勉強やってたなあ
2009年6月の読書メーター
読んだ本の数:18冊
読んだページ数:4787ページ

ガープの世界〈上〉
初アーヴィング。生と死と精子と戦争と女性運動と教育と文学の混沌の中からすくい上げた強い物語。濃いです。ガープはなかなかダメ人間だよなー(そこが魅力でもあるが)。下巻も読んできます。
読了日:06月30日 著者:ジョン アーヴィング
http://book.akahoshitakuya.com/b/4102273018

デミアン (新潮文庫)
666冊目!わりと薄めの本だが読むのに時間がかかった。すべて理解できた気はしない。青年期にはよく、自分の考えのどこまでがオリジナルなのか、そもそもオリジナルな考えなんてないんじゃないかとか考えた。そのことをこの鮮やかなラストシーンで思い出した。デミアンカッコヨス。
読了日:06月29日 著者:ヘッセ
http://book.akahoshitakuya.com/b/4102001026

■一人の男が飛行機から飛び降りる (新潮文庫)
単音から展開するフリージャズのような印象。私の想像力では及ばないほどの素敵な悪夢の世界、それでも頭の裏にありありと映像が浮かんでくるのは筆の力か翻訳の力か。さすがに何十本も続けて読むとお腹いっぱいなわけですが。
読了日:06月29日 著者:バリー ユアグロー
http://book.akahoshitakuya.com/b/4102209115

■イリュージョン (集英社文庫 ハ 3-1)
十字架に磔になったイエスキリスト、百万本の剣に刺されたお姫様(少女革命ウテナより)。この世の災厄を引き受けた救世主。今の私にはこの本が、一種の絶望をもって人々の愚かさを描いたようにみえるけど、エピローグでの会話の多幸感を見るかぎりきっとそれが全てじゃない。読むとき読むときで、違った印象を受けるのだろう。しばらくしまっておく。
読了日:06月28日 著者:リチャード・バック,村上 龍,Richard Bach
http://book.akahoshitakuya.com/b/4087600688

天地人 下 新装版 人の巻 (3)
そして最終巻。解説でも書かれているが、ここが直江兼継の人生のクライマックスだ。むしろ戦乱の世を過ぎた後の政治家としての直江氏に惹かれたりする。歴史小説は一種の青春小説でもあるな、と終盤の真田幸村との杯をかわす場面で確信した。
読了日:06月20日 著者:火坂 雅志
http://book.akahoshitakuya.com/b/4140055553

天地人 中 新装版 地の巻 (2)
そして直江氏自身の「義」を用いて戦乱の世をどう渡っていくか。気になったのは、「天の巻」でも所々出てきたアンチ信長思想が前面に出てきているな、ということ。私も特に好きなわけではないが、あまり出されると興醒めかな。それ以外は面白かった。
読了日:06月20日 著者:火坂 雅志
http://book.akahoshitakuya.com/b/4140055545

天地人 上 新装版 天の巻 (1)
歴史小説はほとんど読んだことがないのだけれどこれだけは言える。やはり歴史という物語には迫力がある。ただ歴史著述はわりとあっさりした印象だった。直江兼継上杉謙信から「義」を受け継ぎ、自分だけの「義」を見つけ出していくまでの話。
読了日:06月20日 著者:火坂 雅志
http://book.akahoshitakuya.com/b/4140055537

■難解な本を読む技術 (光文社新書 406)
「登山型」「ピクニック型」とか「開かれた本」「閉じられた本」などの区別はなるほどと思った。ただ、これは十分「専門的」な読み方じゃないのか。難解な本に取り組む姿勢として参考にはなったけど、実行するとなると面倒くさそう(三色ボールペン法も面倒くさかったし)。
読了日:06月19日 著者:高田明
http://book.akahoshitakuya.com/b/4334035086

三谷幸喜のありふれた生活
私は三谷幸喜のファンで、映画やドラマには毎回笑わせてもらっているのだけれども、エッセイも大好きだ。三谷さんの人柄が伝わってくるような語り口に、うまくまとめられたエピソード。これぞエッセイと思う。あと小林聡美さん素敵です。
読了日:06月13日 著者:三谷 幸喜
http://book.akahoshitakuya.com/b/4022577193

■告白
かなり流行りから遅れて読む。悪意が最悪のタイミングで重なり合い、悲劇が悲劇を生む。小説としては疑問符がつくのだけれど、このどうしようもない読後感は「疾走」を思い起こさせる。
読了日:06月12日 著者:湊 かなえ
http://book.akahoshitakuya.com/b/4575236284

■悩む力 (集英社新書 444C) (集英社新書 444C)
確かにわりと悩みがち考えこみがちな人間として共感するところ大だったのだけれど、漱石ウェーバーをヒントに、というよりは自説を展開するために漱石ウェーバーを持ち出している気がして、イマイチ信用できなかったかも。問題なのはこの「悩む力」が「悩まない大人」に対してどれくらいの対抗力になるかということ。これだけ売れただけでもある程度成功しているのかも知れない。
読了日:06月12日 著者:姜 尚中
http://book.akahoshitakuya.com/b/4087204448

バカとテストと召喚獣 2 (ファミ通文庫)
1巻を初めて読んだ時ほどの笑撃はなかったけど、相変わらず高水準の笑いを届けてくれました。小さな活字が大活躍していた。あと、これヒロイン秀吉ですよね?
読了日:06月11日 著者:井上 堅二
http://book.akahoshitakuya.com/b/4757735057

アニメ文化外交 (ちくま新書)
本書の中にもあったが「アニメの重要さを最も理解していないのは日本人なのかもしれない」。テレビとかで海外での日本のアニメの浸透度とかやられると冷めてしまうのだけれど、実際にその空気を体験してみると違うんだろうな(私はパスポートすら持ってないよ)。文化外交のカードとしてアニメがどれくらいの力を持つか、データとしての例証は足りないけれど、可能性を感じた。
読了日:06月09日 著者:櫻井 孝昌
http://book.akahoshitakuya.com/b/4480064877

■「生きづらさ」について (光文社新書)
非正規雇用労働者とナショナリズム傾向の繋がりがわかった。雨宮さんな話した石原都知事のエピソードには絶望せざるをえない。派遣問題をめぐる言説は盛んに飛びかっているけれど、一方で安倍元総理や麻生総理をボンボンだと言って叩く流れがあるように、国民は郵政民営化の頃から変わってないよ。これだけ非正規雇用労働者の過酷な待遇が描かれているけど、これが書かれた時期は比較的景気の良かった2007年だよ。雨宮さんはこういった「無知のベール」を外すのにかなり貢献していると思う。
読了日:06月08日 著者:萱野稔人,雨宮処凛
http://book.akahoshitakuya.com/b/4334034616

トウキョウソナタ(竹書房文庫た1-1) (竹書房文庫 た 1-1)
黒沢清監督の映画のノベライズ。映画では観る人の想像力に委ねられていたところが登場人物の内言として語られてしまうのは仕方ないにしても少し不満が残った。それを差し引いてもこのストーリー展開に身を委ねる快楽はいいね。家族の再生に繋がるガス抜きとしての逃避や映画では感動的だったラストはちょっとあっさりしすぎかな。
読了日:06月08日 著者:田中 幸子
http://book.akahoshitakuya.com/b/481243596X

■日本の難点 (幻冬舎新書 み 3-1)
図書館で読んだが、とりあえず購入確定。「一枚上手」という印象を受けた。価値観をひっくり返すことを徒に煽るような印象もあるので落ち着いた時に再読する必要も感じた。ただ、利他的な人間こそ魅力的だという意見はまさに普段から考えていたことだったので、私は基本的にはこの言説に賛成の立場を採りたい。
読了日:06月08日 著者:宮台 真司
http://book.akahoshitakuya.com/b/4344981219

■どこまでやったらクビになるか―サラリーマンのための労働法入門 (新潮新書)
フランクな文体でサクサク読めた。特に興味を持ったのが「内部告発」のところで、一応法的に保護されているものの告発者の地位は未だ不安定なところにあると感じた。あと労働組合と争議行動について触れて欲しかったところ。
読了日:06月05日 著者:大内 伸哉
http://book.akahoshitakuya.com/b/4106102773

■ないもの、あります (ちくま文庫 (く21-5))
慣用的な言い回しを転じた商品を、エスプリのきいた言い回しで紹介することで人生訓を伝えている。面白かった。ところでいつの間にか私の部屋に住み着いている「怠け虫」の殺虫剤はないものかね。
読了日:06月04日 著者:クラフト・エヴィング商會
http://book.akahoshitakuya.com/b/4480425713


読書メーター
http://book.akahoshitakuya.com/