青春デンデケデケデケ
1992年作品。主演は林泰文。若き日の浅野忠信も出演。原作は芦原すなおの直木賞受賞小説。
「さびしんぼう」で手に入れた視点の到達点。大林監督の真骨頂というのは、もしかしてこういう男子校的なノリじゃないのか。
8mmを使った演出、コマ切りの演出、観客に話しかける視点など、実験的なところを見せながらも、基本的には原作に忠実に仕上がっている。
男なら覚えがあろう。全校生徒の前でバンド演奏をしたいという妄想、女の子と海に遊びに行きたいとか。
そして、高校の思い出が語られ、ロックバンドが解散式を行う場面は涙なしにはみられない。原作どおりだけど、とにかく台詞がいい。
あと、やっぱりバンド演奏している姿ってカッコいいよな。ギター2人にベースにドラムの4人の組合せって、この世で一番カッコいい姿なんじゃないかと思えてくる。
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