OKINAWA MOVIE LIFE

沖縄(宮古島)在住の映画好き。ツイッターは@otsurourevue

R-1ぐらんぷり2006

 とりあえず、今年のR-1の感想を書こうと思います。決勝メンバーとしては、自分としてはキャプテン☆ボンバーよりパッション屋良のほうが適切な気もしたんですが…。
友近 コント「新体操」 ダンカンさんのコメントの「野球部の先輩が夏に練習に来て後輩にいろいろ言って気持ちよく打って帰っていく感じ」というのはよくわかりました。僕も部活をしているので。このコントは出来がどうこうというより(確かに微妙にあるあるを取り込んだセリフはうまいですが)、見栄え的に正直厳しいものがあるので。だからうまくいじってもらえることを考えてのこのネタ選びかもしれないですけどね。
バカリズム スケッチブック漫談「トツギーノ」 ピンになってからのバカリズムは初見だったのですがこれは面白いです。とりあえずお笑い好きの友人とR-1の話をしたときに一番最初に出た話題が「トツギーノ」でしたから。ちょっと絵が中川いさみさんに似てますね。後半の構成と、ネタが終わった後「こいつネタ中「〜ノ」しか言ってねえじゃん」って突込みができるのがおもろいですね。
中山功太 コント「DJモンブラン〜三十路過ぎののOL(イタリアンレストランにて)〜」 去年R-1で初めて中山功太のネタを見た人間なんですけど、今回感じたのは惜しいということですね。OLがイタい発言して、BGMがかかって、モンブランがつっこんで、「Here we go」で次に進むって流れの間に観客が笑う時間が用意されてない気がしました。モンブランよりうわさで聞いただけだけど単独ライブでやってるようなブラックなネタやってほしかったのに。
キャプテン☆ボンバー なかやまきんに君の変名です。去年の長州小力みたいなポジションでしょうかね。ネタよりもフリートークが面白かったですし。ただ、きんに君はブレイクするにはタイミングを逃しすぎた。
あべこうじ 漫談「ウインナー」 順位は2位でした。納得ですね。見終わった後思わずため息をついてしまいました。この人は職人だ。ただ、テレビ的にはあまり使いやすい人じゃないんだろうな。
浅越ゴエ 漫談「しっくりこないニュース」 ゴエさんって声のトーンがちょうどいい位置にある気がする。進行もスムーズで、笑いどころもあって、純粋に面白かった。
岸学 コント「いじめられている先生」 どきどきキャンプからピンで出場したダークホース。つかみで「いまどき先生ネタかあ」って思ってしまったんであまり好意的には見れなかった。外見から判断してだけど、すごいマニアックな方向にネタを持っていきそうな気がしたんで、その辺肩透かしだったかも。「原チャが200キロ出た」とかネタは面白かったから、もっと面白く見せられそうなのにな、なんて思ってしまった。
博多華丸 コント「児玉清研究」 福岡の星、博多華丸・大吉のボケが、「細かすぎて伝わりにくいモノマネ選手権」二連覇という看板をもってR-1へ道場破りした印象。児玉清さんのモノマネはうまいなあと思ったけど、「細かすぎて〜」で見たほうが面白かった。ただ、博多弁の挟み込みはうれしかったけど。何はともあれ、福岡でよく見るローカルタレントだった人が全国区に出るのはうれしい。

個人的に今回一番受けたネタは「トツギーノ」でした。けど、あれは優勝させられんよなあ。
http://www.sanspo.com/geino/top/gt200602/gt2006022002.html