スパニッシュ・アパートメント
2002年。フランス・スペイン共同制作。監督:セドリック・クラピッシュ
出演: ロマン・デュリス(グザヴィエ)、ジュディット・ゴドレーシュ(アンヌ=ソフィ)、オドレイ・トトゥ(マルティーヌ)、セシル・ドゥ・フランス(イザベル)、 ケリー・ライリー(ウェンディ)、クリスティーナ・ブロンド(ソレダ)、ケヴィン・ビショップ(ウィリアム)、クリスチャン・パグ(ラース)、フレデリコ・ダンナ(アレッサンドロ)、グザヴィエ・ド・ギュボン(ジャン=ミッシェル)、バーナビー・メチュラート(トビアス)
こういうのが控えめな演出というのだなと思います。たしかに2時間は長かったけれど、ところどころ退屈はありながらも盛り上げるところはきちんと盛り上げて、キラリと光る名文句を挟む。それと美しい映像。
脇を固めるかたがたの演技がすごくよいと思う。惜しむらくは、アパートの同居人やグザヴィエの大学での友達とか、その辺のキャラの掘り下げをもう少ししてほしかったということ。せっかくあれだけキャラ立ちしていたのに。せいぜい掘り下げられてたのは主人公以外だとウェンディやイザベルくらい。ほかの同居人とか、せっかく主人公と生活をともにしているのに普段何をしているかもわからない。それがうまくできてれば最後のお別れのシーンとかもっと胸に来るものがあったのに。ウィリアムの空気読めない感じもよかったし、ソレダとかエピソード出していったら面白くなりそうなのに。
よかったのは、アパートの仲間がみんなで夜の街に繰り出して、朝まで遊び明かす場面。朝のシーンがなぜかすごく美しく感じた。
音楽だと、RADIOHEADの音楽が孤独を移すように使われていたのが印象的。
あとは、中盤、グザヴィエがイザベルに女性が感じるところを教えてもらったり、アンヌ=ソフィと関係を持ったり、恋に夢中になって勉強が手につかなくなったりする展開はすこしエロゲっぽくないか。
68/100
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