SENTIMENTAL BUS「草原と鉄屑」
「♪39度の」でおなじみのセンチメンタル・バスの1stアルバム。この後もう一枚アルバムを出して解散しています。
このアルバムは、いかにもJ-POPのアルバムらしくシングル曲3つが冒頭から立て続けに入っていて、それゆえに後半だれる気もするのだけれど、だけどこの冒頭の流れの良さから考えたらこれも必然なのかと言う気がする。
3曲目の「アヒル」という曲が大好きで、丁度今日のような日曜日の晴れ晴れとした空を見ると聞きたくなってしまう。この曲の主人公は恋人と2人で休日何もせず原っぱでねっころがりでもしながら過ごしているのだけれど、その2人はどことなく祭りが終わったような、世間の人から取り残されたような寂しさを感じている、そんな感じの曲だ。この曲がシングルで切られたときのカップリングに「ビューティフルマンデー」という失業中の主人公を題材にした曲が入っているのを考えると興味深いのだけれど。
センチバって、思うに青春の終わりを描いていたバンドじゃないかなと思う。「よわむしのぬけがら」や「星になりましょう」、「夕焼け雲」みたいな青春ポップスが入っている一方でこの曲を聴くとどうしてもその青春が虚構のように思えてしまう。無論、その青春との距離のとり方がすきなのだけれど。
- アーティスト: センチメンタル・バス,赤羽奈津代,鈴木秋則,ホッピー神山
- 出版社/メーカー: エピックレコードジャパン
- 発売日: 1999/04/21
- メディア: CD
- クリック: 6回
- この商品を含むブログ (10件) を見る
- アーティスト: センチメンタル・バス,赤羽奈津代,鈴木秋則
- 出版社/メーカー: エピックレコードジャパン
- 発売日: 1999/03/20
- メディア: CD
- クリック: 2回
- この商品を含むブログ (2件) を見る