OKINAWA MOVIE LIFE

沖縄(宮古島)在住の映画好き。ツイッターは@otsurourevue

2005-01-01から1年間の記事一覧

大江千里「夏の決心」

夏の歌は数あれど、この歌が一番夏だという感じがする。 なぜかというと、おそらく小学生のころ、夏休み、ラジオ体操終わって家に帰るとポンキッキーズ、そこで流れていたからなのだと思う。夏休みを純粋に楽しめるのは子供だし、きっと夏休みは子供たちのも…

eastern youth「感受性応答セヨ」(2001)

イースタン・ユースの5枚目のアルバム。2001年発表。この年発売されたアルバムで、僕が一番好きなアルバム。 なんだか吹っ切れたという表現がピッタリだ。ジャケットの吉野寿の眼差しを見ているとまるで怒られているようだ。シッカリシロヨ。 この前の年、…

HI-PISI「かなしいことなんかじゃない」

もう一枚書きます。こんな気分です。 もりばやしみほのユニット・ハイポジの1996年発表のアルバム。全体を通して女の子という印象。アルバムタイトルも山岸凉子の短編「天人唐草」の最後の台詞からとっているのかと思う。 アレンジも「だいすきであるがため…

川本真琴「川本真琴」(1997)

岡村ちゃんプロデュースでデビューした川本真琴の1stアルバム。 岡村ちゃん作曲の「愛の才能」は歴史に残るデビュー曲だ。メロディも、岡村ちゃんじきじきに弾いたアコギも、アレンジもいいけど、それよりなにより歌詞。内容は、浮気をモチーフにしている。…

ここ数日

完全に心情を書き綴る日記と化していますが、本来のレビュー方向を期待していた人はすいません 一応、音楽だと電気グルーヴ×スチャダラパー、SPARTA LOCALS、Fried Pride、Ann Sallyあたりに最近はまってて、それとよくドラマを見るようになりました。結局日…

816の信仰

昨日は一晩で4000字のレポートを仕上げることができた。はい、夏休みはいつも8月31日に泣きを見ていたタイプです。けど、やればできるものだなと思った。 昼まで眠ろうと思ったら一時間くらいで起きてしまって、レンタルで借りてきていた「東京ラブ・シ…

Salyu「Landmark」

SalyuのSalyu名義でのファーストアルバムです。 Salyuとの出会いは「リリイ・シュシュのすべて」(2001年)で、リリイの声をやっていたこと。「リリイ・シュシュのすべて」は感想書こうとしたんだけれども、まとめきれなくて結局挫折した。すごく影響を受け…

The ピーズ「リハビリ中断」

ピーズの活動休止前のアルバム。1997年リリース。「どこへも帰らない」リリース後に長年の盟友であったぎたーのあびさんが脱退し、ついにのこったオリジナルメンバーははるひとりとなっている。全体を通して、孤独感が強いアルバム。 曲の質、メロディは今ま…

The ピーズ「どこへも帰らない」

ピーズ5枚目のアルバム。前作から2年半以上のインターバルがあって、その末に発表されたアルバム。再びロックンロールの凶暴さが帰ってきているけれども、その曲たちの持つ悲哀は前にも増している。ちなみに、この前年ウガンダが脱退し、サポートメンバーと…

The ピーズ「とどめをハデにくれ」

ピーズの4枚目のアルバムで、1993年発表。この年は、松本大洋が「青い春」を発表していたり、千原兄弟やジャリズムが活躍を始めてたりする。今名前を挙げた人たちが好きで、音楽に対して特別な感情を抱いてて、そしてピーズを、このアルバムを聞いたことがな…

The ピーズ「クズんなってGO」

ピーズ3枚目のアルバム。今までのロックンロール路線に比べると、この作品はオルガンを使ったりといった具合に少しだけ音楽的な実験もしている気はあるけど、基本構造はシンプルなロックンロール。 初めて聞いたのは、順番は前後するが、大学に入ったときで…

The ピーズ「マスカキザル」

1990年リリース。まるでインディーズ版のようなジャケットとタイトル。このジャケットは80年代のインディーズパンクバンド「マスターベージョン」のアルバムに似ていると思う。 前作よりもさらにハードになった演奏に、30分ちょいという収録時間。ドラムに、…

The ピーズ「グレイテストヒッツvol.2」

ピーズのもう一枚。こっちのほうが暗めの印象がある。けど、「かまわない」「このままでいよう」あたりに見られるような、直球でコミュニケーションの本質を突いたフレーズが多い。「バイブレーター」なんてタイトルの曲に最高のメロディーと「ひとのおもい…

The ピーズ「グレイテストヒッツVol.1」

ピーズの2枚同時発売デビューアルバムの一枚。1989年リリース。 個人的にこのデビューの仕方を習ったのが銀杏BOYZではないかと思う。 曲としては、ストレートでシンプルでポップなロックンロールが14曲、それだけなんだけど、一緒に馬鹿なことをやれる友達…

The ピーズ特集

最近、涼しくなってきて秋の気配のする中、みじかい夏は終わっただよということでThe ピーズ特集

Friday Night

久しぶりにミュージックスクエアを聞いた。パーソナリティが通常放送(月曜日〜木曜日)もカウントダウン(金曜日)も代わっていておどろいた。 僕は、中村貴子さんが通常放送のパーソナリティをやっていたときは欠かさず聴いていて、僕が中学校を卒業するこ…

a fateful encounter

合宿から帰って、自転車で天神を通って、タワーレコードで曽我部恵一の「ラブレター」とサウンドトラック「フジテレビ系列ドラマ 電車男 オリジナル・サウンドトラック」を買った。サントラのほうは、E.L.O.の「トワイライト」が入っていたのはよかったけど…

Cocco「サングローズ」

こっこの活動休止前のアルバム。 今までのアルバムに比べて衝撃度は少ない。穏やかな曲も多いし。あと、このアルバムで初めてこっこはギターを持っている。けど、「風化風葬」や「コーラルリーフ」みたいに、終わりを意識した感じは多い。これもこれで、衝撃…

Cocco「ラプンツェル」

とらわれの姫君と言う意味を持つタイトルのサードアルバム。よく考えたらこのアルバムシングル5枚も入っているんだよね。ただ、本当にイメージでしかないんだけどこっこって「ポロメリア」でひとつの区切りを迎えたような気がする。だからかもしれないけど、…

Cocco「クムイウタ」

沖縄方言で子守唄と言う意味のタイトルのセカンドアルバム。個人的に完成度では一番。 一番すごいとおもったのが「裸体。」って曲で、弦楽器の音が緊張感をあらわしていて、歌詞は深読みすると近親相姦を連想させるもので、そんな曲の中のCoccoの歌唱法はト…

Cocco「ブーゲンビリア」

沖縄にいる人なら誰でも知っている花の名前をタイトルに使った(衝撃の)デビューアルバム。 初めてSSTVで「カウントダウン」を聴いたときは衝撃だった。眉間にしわを寄せて、恋愛の憎しみを唄うCocco嬢。まるでヘヴィメタルのような伴奏に乗って叫びまくるCo…

首里を歩く

お盆ということもあって*1実家のなかは線香のにおいでいっぱいで、そんな中で怪談新耳袋を読むのも風流である。 今日は首里城にいってきた。折角誇るべき土地に住んでいるのに、ずっと家の中にいたんじゃもったいなさすぎる、って思ったから。13時に家を出…

GRAPEVINE「CIRCULATOR」

日本の誇るR&Bバンド・グレイプバインの4枚目のアルバム。はっきり言ってこれが最高傑作だと思います。ベーシストの西原の病気による脱退という出来事を乗り越えて製作された本作は、プロデューサーの根岸考旨色が全面に渡っているんだけど、何というか、グ…

映画「電車男」

を見てきました。 多少ヲタバレもといネタバレを含むのでこっから「続きを読む」で。

タイガー&ドラゴン「三枚起請の回」

電車男を見て、伊東美咲さんという女優が気になった。そして、前から宮藤官九郎さんという方の脚本が気になっていた。これは、クドカン作品にはおなじみの長瀬智也と、岡田准一主演の、ヤクザが噺家に弟子入りするというコメディドラマのスペシャルで、今年…

エアポケット

一週間近く忙しかったけど、どうにか今日落ち着いた。やっとたまった洗濯物だって洗えそう。 そんな忙殺の日々の最後は飲み会で、僕は酔ってしまって友達に愚痴ってしまった。もう二年来の付き合いになる。 奴は、いい奴だ。 ただしゃべっただけでも楽になっ…

サンボマスター「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」

昨日、部活が終わり次第買いに行きました。これは俺の夏のテーマになりそうです。 確かに、売れ線に走った気はしないでもない。てかこれは売れるでしょう。もし、この国のヒットチャートが正常に機能しているのであれば。 もしかすると昔からのファンの人は…

樫村政則「完全失踪マニュアル」

ジョージ朝倉さんの短編に参考文献として名前が出てきたので呼んでみた。 失踪にはいくつかパターンがあるけど、自分に内面的変化をもたらすために行うのが短期間の失踪で、変わらざるを得なくて過去の自分を殺す形をとるのが長期間にわかる失踪なのだと認識…