OKINAWA MOVIE LIFE

沖縄(宮古島)在住の映画好き。ツイッターは@otsurourevue

2005-01-01から1年間の記事一覧

DEAD KENNEDYS「暗殺」(1980)

アメリカ西海岸出身のパンクバンド,デッド・ケネディーズのデビューアルバム。1980年発表。今のTHE OFFSPRINGに通じるポップなパンクがいっぱい。邦題は「暗殺」で、これはジャケットのケネディ暗殺時の車から。本来のタイトルの「FRESH FRUITS FOR ROTTEN V…

小沢健二「LIFE」(1994)

さて、そろそろとりあげますか。オザケンこと小沢健二さんが1994年にリリースしたソロ2枚目のアルバム。 多分、人生に聴いてきたアルバムの中で、「心のベストテン第一位はこの曲だった」まではいかないまでも、確実に5本の指に入るくらいは好きなアルバムで…

THE WHITE STRIPES「WHITE BLOOD CELLS」(2001)

ホワイト・ストライプスの通算3枚目のアルバム。2001年発表。 最近、たとえば眠れないときとか、くだらない思考を本気になって考えて、人生で何の役にも立つはずないのに考えてより眠れなくなることがあるのだけれど、そんなくだらない思考の中のひとつが、…

THE JESUS AND MARY CHAIN「PSYCHO CANDY」(1985)

イギリス出身のロックバンド、ジーザス・アンド・メリーチェイン(以下ジザメリ)のデビューアルバム。1985年発表。 たとえばさ、今やハードコアを通過した世代にとってエルヴィス・プレスリーやビートルズやセックス・ピストルズの音を、少なくとも音楽的に…

新世紀エヴァンゲリオン

先週かけて一気に最終話までのビデオ観た。初めてだったんだけど、10年前の作品とは思えないところもあるし、10年前の作品だなというところもあった。 1995年の10月から1996年の3月までテレビ東京で放映され、その後1997年3月公開の「Air/まごころを君に…

スウィングガールズ

矢口史靖監督・脚本の映画で、2004年公開。出演は、上野樹里、貫地谷しほり、本仮屋ユイカ、平岡祐太、竹中直人、白石美帆など。 御多分にもれず俺も土曜9時からのプレミアムステージで観たんだけど、ああ、観てよかったと思えた。「ウォーターボーイズ」(…

江口寿史「なんとかなるでショ!」

伝説の遅筆漫画家・江口寿史が1988年に発表した準短編集。とにかくやりたい放題やってて、スノビズムも80年代の空気も全部真空パックされたみたい。けど、コミックスの構成からか不思議と完成度の高さを感じてしまう。 ちなみに「なんとかなるでショ!」は角…

小松未歩「謎?〜小松未歩1st〜」(1997)

GIZA系の女性シンガーソングライター、小松未歩の1stアルバム。1997年発表。11曲なんだけど、すでにFIELD OF VIEWやDEENなどに提供した曲のセルフカバーが収められていて、事実上のベストアルバムだって発売当時は話題になった記憶がある。 デビュー曲の「謎…

高橋ゆたか「ボンボン坂高校演劇部」

1993年から1995年にかけて週刊少年ジャンプで連載された作品。内容は一話完結もので、ボンボン坂高校に通う高校一年生の順菜正太郎が、3頭身キャラでホモの演劇部部長・徳大寺ヒロミに一目ぼれされ、けど正太郎はその副部長の日比谷真琴に一目ぼれし入部した…

ORANGE RANGE「ИATURAL」(2005)

実は意外と好きです。オレンジレンジ。確かに、パクリ検証のFLASHも観たけど、すべてはYAMATOのこの発言に集約されるんじゃない。 「HIPHOPが昔の曲をカットして、1フレーズをループでやったりしてるじゃないですか。そういうのをバンドでやるの、楽しいんで…

今回から点数をつけることにした。主観の感想に点数をつけるのもどうかと自分でも思うけど、面白そうだから。

スピッツ「インディゴ地平線」

スピッツの7枚目のアルバム。そして、小学生のころに僕が初めて聴いたスピッツ。 スピッツとaikoこそが日本を代表するポップシンガーと思ってる。てかなるでしょ。異論もないでしょ。だって、日本には四季がある。日本のポップミュージシャンが四季を題材に…

久米田康治「かってに改蔵」

眠れなくて、午前二時過ぎた時点で眠るのを諦めて、漫画喫茶にいって漫画を読んだんだ。もちろん、眠らなきゃ今日と明日がつらいってわかってたけど。 それで、なんだろ、不意に読んでみたくなった。改蔵が。24巻までは読んでたけど、最終回まで読んでなかっ…

岡崎京子「私は貴兄のオモチャなの」

岡崎京子さんが1995年に発表した短編集で、フィールヤングという雑誌に掲載されたものを載せてます。 これ読んだとき高校1年生だったんだけど、漫画ってここまでできるんだってかなり衝撃受けた。そのまま映画になっちゃいそうなアングル。工夫された(引用…

Kiroro「長い間〜Kiroroの森〜」

沖縄出身のデュオ、キロロの1stアルバム。1998年10月発売。 このアルバムを聞くと涙が出そうになる。特に「すてきだね」と「僕らはヒーロー」で。 それは僕が沖縄出身ってことも大いに関係しているのだとは思う。キロロの曲に沖縄を感じさせるキーワードは少…

スキップカウズ「ベンチ入り」(1999)

叙情派ロックバンド・SKIP COWS(スキップカウズ)の1999年発表の2ndアルバム。aikoさんがオフィシャルブックの中で影響を受けた音楽の中にスキップカウズを挙げててうれしかった。 1999年前後って、こういう、トークはそのへんの芸人よりも面白くて、けど音楽…

田辺マモル「ラブコメ」(1999)

ミドリカワ書房も影響を受けたという男性ソロミュージシャンの1999年発表3rdアルバム。 タイトルとジャケットの甘さから手を出すと痛い目を見るアルバム。最初の曲こそ、ラップ調の歌い方と、各地の方言で「好き」という歌詞のサビでコミカルな「好きだっち…

プレイボーイのうた/できれば

秋ですね。独り身には夜風も厳しい季節となってきました。 男心を代弁するアルバムを二つ紹介。

ASIAN KUNG-FU GENERATION「ソルファ(2004)

1996年結成の松坂世代トップバッターなロックバンド、アジカンの2004年発表のセカンドアルバム。ジャンルはエモコア系列のギターロックってことになるのかな。個人的にはファーストより好き。 たぶん、アジカンとTHE MUSICを続けてかけたらすごく良いような…

ビッグ

授業で教材として映画を観た。で、感想野郎としてはどうしても感想を書かずにはおれなかったので、書くことにした。面白かったし。 映画は「ビッグ」といって、1986年作品。監督はペニー・マーシャル、出演はトム・ハンクス、エリザベス・パーキンス、ロバー…

機動戦士ガンダム 特別編

ガンダムシリーズの劇場版。監督は富野由悠季。テレビアニメとして放映されたものを映画版として3部作にわけ公開されたものの1作目らしい。1981年作品。 ガンダムはさすがに名前くらいは知っていたけど、アニメだの漫画だのはほとんど見たことなくて、子供…

NANA

監督 大谷健太郎 脚本:浅野妙子、大谷健太郎 ナナ:中島美嘉 奈々:宮崎あおい レン:松田龍平 ノブ :成宮寛貴 シン:松山ケンイチ ヤス: 丸山智己 タクミ: 玉山鉄二 レイラ:伊藤由奈 ナオキ :水谷百輔 遠藤章司:平岡祐太 川村幸子:サエコ 同じ時刻…

恋の門

松尾スズキさんの初監督作品で、原作は羽生生純さんの漫画。内容は、漫画芸術家・蒼木門(松田龍平)はひょんなことからコスプレイヤーで同人誌漫画家の恋乃(酒井若菜)に出会う。門に興味を魅かれる恋乃だったが、彼の漫画は石を用いたもので世間が到底理…

GREEN DAY「AMERICAN IDIOT」(2004)

レンタル解禁になったのでようやく聞いてみた。結論から見れば、パンクオペラの目新しさは芽を引くけれど、残念ながら中だるみする感じがぬぐえなかった。 ただ、おそらくGREEN DAYは試行錯誤しているなというのは感じた。いわゆる、中だるみをしているアル…

MR.CHILDREN「I (LOVE) YOU」(2005)

とにかく、このアルバムを聴いたときこうやってレビューをブログ上で書くことを趣味としている人間としては何か書かずにはおられない状態だったんだけれど、何を書けばいいのか、巨大な思想の化け物と対峙しているような気分で、なかなかまとまられなかった…

NO PLAN「SUMMER PLAN」(2004)

不覚にもこのアルバムにははまってしまった。もともとNO PLANっていうのはお笑い番組派生の企画ものにしては楽曲が恵まれていて、それが逆にNO PLANメンバーの歌の下手さによって批判される原因ともなってきた。 けど、そういった人には「NO PLANの人生とい…

Salyu First Tour Landmark@FUKUOKA IMS HALL 2005.10.7

行ってきました。感想をば。 僕がライブを見るのは、これが計11回目であるんだけど、Salyuに関しては今まで観たアーティストと違い、どこかスタジオ感覚の強いミュージシャンと思っていた。小林武史のあの潔癖なアレンジがライブでどう再現されるかは、不安…

ドラマ「世にも奇妙な物語 秋の特別編」

「世にも奇妙な物語」じっくり観たのって何年ぶりだろう?少なくともここ数年は観てないし、また、ここ数年の作品はあまりいい評判聞かないのも事実。 けど、今回見終わった後で素直に面白かったって思えた。心地よく裏切られたし、演出もかなりよかったんじ…

フラワーカンパニーズ「PRUNES&CUSTARD」(1999)

フラカンの1999年2月発表のアルバム。本人たちは過渡期の作品と語っており、また発売当初のインタビューでは笑顔の見えない作品にしたかったといっている。 確かに音楽性は様々だけれど、そのぶん雑多で統一感の書ける印象があるのは事実。シングル曲だけで…