OKINAWA MOVIE LIFE

沖縄(宮古島)在住の映画好き。ツイッターは@otsurourevue

2006-04-01から1ヶ月間の記事一覧

花とアリス

2004年。日本。 監督・脚本・音楽:岩井俊二 キャスト:鈴木杏(荒井花)、蒼井優(有栖川徹子)、郭智博(宮本雅志)、相田翔子(有栖川加代)、阿部寛(アリスの母の連れの男)、平泉成(アリスの父)、木村多江(堤ユキ)、広末涼子(編集者現場担当 )、大…

東京60WATTS「初期の東京60WATTS」

東京60WATTSのインディーズコンピ。 とにかく、日本語の乗せ方、それに独特の言語センスがいいです。フジファブリックみたいに、一聴して変ってわかるっていうのはないけれど、やっぱり変です。 タイトルから連想される、RCサクセションから連なるソウルやリ…

PREFAB SPROUT「FROM LANGREY PARK TO MEMPHIS」

イギリスのポップロックバンド、プリファブ・スプラウトの4枚目のアルバム。1986年リリース。邦題は「ラングレーパークからの挨拶状」。 初めて聴いたのは一年くらい前で、ずっとつかみ所がないなあと思っていた。プリファブ・スプラウトと同じような位置に…

THE BREEDERS「LAST SPLUSH」

ピクシーズの紅一点ベーシスト、キム・ディールの課外活動、ブリーダーズの2ndアルバム。1993年リリース。 ピクシーズより聴きやすい印象があります。とりあえず、「CANNON BALL」は名曲です。ひとつのムーブメントが終わってしまったような寂寥感を全体にた…

PESELA-QUESELA-IN「REMASTERPIECE」

ビークルのヒダカ氏がビークル結成前に結成したバンド、ペセラ・ケセラ・インの2002年にリリースされたリマスターアルバム。ビークルファンのコレクターズアイテムにするにはもったいないくらいポップの魔法に溢れたアルバム。 モンキーズみたいなバンドをや…

THE FOLK IMPLOSION「DARE TO BE SURPRISED」

アメリカのインディー・ローファイ・オルタナティブロックデュオ、フォークインプロージョンの2ndアルバム。ここに出てくる言葉の半分くらいしか意味わからないですけど。1997年リリース。 全体を通しての感想は、変態です。ポップなのに、どっか鬱状態の人…

pre-school「this album」

プリスクールの3枚目のアルバム。2000年リリース。 ブリティッシュポップ風味を聞かせたスノッブな5人組が、翌年より電子音を効かせたユニットに移行していく、その直前のアルバムとしてプリスクール史においても重要ではないでしょうか。 メロディの質やそ…

fra-foa「宙の淵」

去年解散したフラホアのデビューアルバム。2001年リリース。 とにかく「青白い月」が名曲で、ボーカルの方の幼いころに兄が亡くなった経験をもとにしているということで、思いのたけを叫ぶ名唱なのですが、個人的にはこれは「ひぐらしのなく頃に」の北条沙都…

MOJO CLUB「社会復帰」

忌野清志郎などとのセッションで知られる三宅伸治率いるMOJO CLUBのデビューアルバム。1990年リリース。この後5枚アルバムを出して解散しているようです。 少しヒリヒリするようなタイトル持つこのアルバム。内容は、シンプルなロックンロール、ブルース。そ…

サンボマスター「僕と君の全てをロックンロールと呼べ」

サンボマスターの3枚目のアルバム。ランニングタイム75分に渡る大作です。 全体的な感想としては、疾走感あふれるナンバーに比べてソウルミュージック然とした聴かせるナンバーが増えている気がしました。特に後半。 おそらく、サンボマスターはいちジャンル…

ひぐらしのなく頃に

07th Expansion製作の同人ゲーム。コミケットで2002年から2004年の間に配られたらしい。正しくは「ひぐらしのなく頃に」。イラストおよびプロットは竜騎士07。 現時点で「鬼隠し編」「綿流し編」「崇殺し編」まで終わって、今とりあえず自分で推理を考えてい…

音楽批評と情報量について

最近、50年代のロックンロールを聴いて思うところあって、書かせていただきます。 批評といっても、rockin' onに載っているようなものから、ブログで「かっけー!すげー!」と書いているものまで、多種に別れます。別にどちらのほうがいいと言っているわけで…

aiko「桜の木の下」

aikoの2枚目のアルバム。2000年リリース。 これから入る人も多いですね。確かに、初心者向けともいえるかも。 アイコっていえば、ポップなのによく聴けば複雑なメロディやコード進行が特徴。その辺のミクスチャーロックなんかよりよほど聴きごたえある。 そ…

OASIS「[WHAT'S THE STORY]MORNING GLORY?」

オアシスすげえwww、の一枚。 オアシスの2ndアルバム。1995年リリース。 よくアルバムの紹介で「全曲シングルカットにしていいくらい」ってあるけど、このアルバムほどその文句が似合うアルバムも無いだろう。てか、実際にその案があった見たいだし。 「トレ…

OASIS「Definitely Maybe」

やっぱオアシスはいい曲作るなあ、な一枚。 説明不要のモンスターバンド、ブリティッシュ・ロックンロール・バンド、オアシスのデビューアルバム。1994年リリース。 多分アジカンのゴッチがインタビューで言ってたと思うんだけど、オアシスもウィーザーも決…

The Smiths「The Smiths」

なんて甘美なアルバムだろう。 いまやロック史に残るバンド、スミスのデビューアルバム。1984年リリース。 スミスといえば、アコースティックなアレンジに線の細いモリッシーのボーカルで紡がれる社会的弱者の視点から描かれた詩と甘いメロディ、このアルバ…

Echo & The Bunnymen「Ocean Rain」

エコバニ4枚目のアルバム。ヒット曲「Seven Seas」収録。 「Seven Seas」のポップスとしての力はすばらしいものがある。エコバニのライトサイドっくらいのカラッとした曲調、シンプルな言葉で紡がれた詩、そして、キラキラしたギター、すべてが相まって、け…

Echo & The Bunnymen「Porcupine(やまあらし)」

エコー&ザ・バニーメンの3枚目のアルバム。1983年リリース。 まず、このアルバムを聴いて感じるのは、表現できる世界観が広がったと言うこと。たとえば表題作なんか、イントロだけ聴くと霧がかった深い森を想起させるアレンジでいいねえと思うけど、聴き終わ…

BILLY JOEL「52ND STREET」

ビリー・ジョエルの6枚目のアルバム。1978年発表。邦題は「ニューヨーク52番街」 「ストレンジャー」よりブラックミュージックの要素が強くなっている。ただ、「ストレンジャー」にもブラックミュージックの要素、特にソウルやジャズの影響は感じるけど、ビ…

BILLY JOEL「THE STRANGER」

アメリカのシンガーソングライター、ビリー・ジョエルの5枚目のアルバム。1977年発表。 aikoは自身の音楽に「スルメ・ソング」と名付け聴けば聴くほど味が出るってことを主張しているのだけれど、そんな「スルメ・ソング」の元祖がおそらくビリー・ジョエル…

Echo & The Bunnymen「HEAVEN UP HERE」

イギリスのニューウェーブ(と一時は区分されていた)ロックバンド、エコー&ザ・バニーメンの2ndアルバム。1981年リリース。 エコバニといえば、イアン・マカロックの耽美的なボーカル、ウィル・サージェントの子気味いいカッティングのギター、そして、うな…

CHICAGO「HEART OF CHICAGO」

シカゴの80年代を総括するベスト。ロック名盤選なんかでもシカゴはこれから入れなどと言われてますね。 これに収録の曲で一番有名なのは「素直になれなくて」でしょう。CMなんかで聴いたことある人も多いでしょうが、サビの開放感がすばらしいです。 ソウル…

Lily Chou-chou「呼吸」

リリイ・シュシュ(現在はSalyu名義)のファーストアルバム。2001年リリース。 内容は映画の世界観を音楽で再現したような感じ。小林武史さんの好きそうなギター(夕暮れの田園風景が浮かぶような感じ)がなるブリティッシュロック(というよりもまんまRADIO…

X JAPAN「DAHLIA」

X JAPANの1996年リリースのメジャー3枚目(通算4枚目)にしてラストアルバム。5年ぶりのアルバムってことで当時は話題になった気がする。ということは、X JAPANは5年間で11曲(「ダリア」+「アート・オブ・ライフ」)ってことで、GUNS 'N' ROSESに次ぐ殿様…

水中、それは苦しい「顔にやさしく」

水中、それは苦しいの初恋妄℃学園から出たアルバム。水中、それは苦しいはそれまでに何枚かアルバムはだしているけど、これが第2のデビューアルバムみたいなものじゃないだろうか。怒髪天の「武蔵野犬式」みたいに、一般にもわかりやすいような形で自分たち…

オシリペンペンズ「猫が見たライブ」

関西ゼロ世代の旗手、オシリペンペンズの初一般流出作、とでもいうんだろうか。ライブ盤で、関西弁のMCが妙な味があって、下手したら20年後くらいにMC5の「KICK OUT JAMS」みたいに語り継がれているんじゃなかろうか、とまで思わせます。 ベースレスで、ボー…

TRICK2

演出:堤幸彦(ep.1,2,5)、木村ひさし(ep3)、鬼頭理三(ep.4) 脚本:蒔田光治(ep.1,2,5)、大田愛(ep.3)、福田卓郎(ep.4) 出演(レギュラー):仲間由紀恵(山田奈緒子)、阿部寛(上田次郎)、生瀬勝久(矢部謙三)、前原一輝(石原達也)、野際陽…

SERGIO MENDES&BRASIL'66「SERGIO MENDES&BRASIL'66」

ボサノバのパイオニア、セルジオ・メンデス率いるユニットのデビュー作。1966年リリース。 ぼくが初めてセルジオ・メンデスの音楽に触れたのは高校生のころ、いや、本当はもっと前に触れていたのかもしれないけど。「ずっと好きな歌」(BSフジ)っていう番組が…

the pillows「MY FOOT TOUR」@FUKUOKA DRUM LOGOS

行って参りました。ピロウズのライブ。 やっぱりすごいわ。「MY FOOT」からの曲は全部名曲だし、もっと聴きこんでおぼえていけばよかった。このおっさんたち。たとえばもしぼくが36歳になったときに、それは今から15年後だけれど、こんな風にとんがり続けて…

I think I can

ついに年度が替わりました。4年生になってしまいました。こんにちわ。 今日はthe pillowsのライブに行ってきます。