OKINAWA MOVIE LIFE

沖縄(宮古島)在住の映画好き。ツイッターは@otsurourevue

anime

『心が叫びたがってるんだ。』と健全さ

時たま、作品についてdisられているのがまるで自分のことのように感じられることがある。それは、自分でその作品を好きだと思っているかどうかに限らない。好きではあるけどdisられても痛くも痒くもない作品もあるし、はっきり言ってしまえば今回取り上げる…

『バケモノの子』('15/細田守)

結構、気を遣っている。 2015年現在、細田守、という監督を巡る言説についてはいろいろややこしい。 はじめに、細田守作品の持つ思想や雰囲気が苦手という人と好きという人がいて、まずここで評価が分かれる。細田守作品はこういった思想を持っているので苦…

乙郎的アニメ映画ベスト10

アニメ映画ベストテン アニメ映画ベストテン - 男の魂に火をつけろ! <アニメ映画ベストテン受付中> 毎年恒例のワッシュさんのランキングに参加させていただきたく存じます。 さて、アニメ映画。ぼくは映画オタクであると同時に、アニメオタクでもある、と…

『たまこラブストーリー』(山田尚子) ★★★★★

レンタルDVDで鑑賞。2013年に放映されていたアニメ『たまこまーけっと』の劇場版。 『たまこまーけっと』は最初しゃべる鳥が出てきたとき「こういう話なの?」とちょっと面喰ったけれど、次第に、この日常と非日常を行き来する感じがいいなと思い始めた。そ…

『思い出のマーニー』(米林宏昌) ★★★★☆

2014/7/29@天神東宝シネマ 上質の児童文学。夏休みに親戚の家に泊まりに行った感触とか、子供の頃の肌感覚が甦るよう。優れた小品だと思います。 去年ジブリの二大巨頭の監督作品が相次いで公開されたこともあり、どうしても比較されてしまうので圧倒的に分…

『鷹の爪7 女王陛下のジョブーブ』(FROGMAN) ★★★★★

youtubeで鑑賞。いやー、これはまさにナーメテーター。普通によかったし、泣けた。 「働く」というテーマに絞った脚本もよかった。けれども、僕がなんでこのあまりなじみのないキャラクターが出てくるフラッシュアニメに引き込まれたかというと、その多くは…

映画クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん(郄橋渉) ★★★★

とてもよかったです。泣きました。僕は中島かずき脚本が何だかんだで好きなんだと実感。 設定が絶妙。クレヨンしんちゃん映画はプログラムピクチャーであるため、キャラクターの劇場版での記憶はそのたびにリセットされるはずだ。しかしながら、野原ひろしは…

キルラキル(今石洋之)

久しぶりにアニメをリアルタイムで最後まで見た。この作品に限らないが、中島かずき脚本の超理屈(間違っていても力づくで納得させられるような論法)がだんだん気持ちよくなっていく。 多層構造を持った作品なので、「服」が持つ意味は受け取る人ごとで違っ…

『AURA〜魔竜院光牙最後の戦い〜』(★★★★★)

田中ロミオ原作のライトノベルを『瀬戸の花嫁』('07)『Angel Beats!』('10)等を手掛けた岸誠二が監督。いわゆる「中二病」の少女との巻き込まれた少年の交流を描く。 初めに言っておく。これは映画としてもアニメとしても大したことないし、たぶん歴史には残…

風立ちぬ(★★★★★)

宮崎駿史上もっとも”正気”な作品解説 宮崎駿監督が「崖の上のポニョ」(2008)以来5年ぶりに手がけた長編作。ゼロ戦設計者として知られる堀越二郎と、同時代に生きた文学者・堀辰雄の人生をモデルに生み出された主人公の青年技師・二郎が、関東大震災や経済…

聖☆おにいさん(★★★☆☆)

誰を呼ぶ? 解説 聖人イエスとブッダが東京・立川で過ごす日常を描いた中村光の人気ギャグ漫画をアニメーション映画化。世紀末も無事に超えることができたブッダとイエスは、バカンスとして下界に降臨。立川のアパートで共同生活を送っていた。素性がばれな…

言の葉の庭(★★★★☆)

新しい靴を作らなくちゃ 「雲のむこう、約束の場所」「秒速5センチメートル」など、繊細なドラマと映像美で国内外から人気を集めるアニメーション作家・新海誠監督が、初めて現代の東京を舞台に描く恋の物語。靴職人を目指す高校生タカオは、雨が降ると学校…

機動戦艦ナデシコ the prince of darkness('98/佐藤竜雄)

死のにおいがするラブコメSF 1996年に放映されたSFアニメ『機動戦艦ナデシコ』の劇場版。アニメシリーズから3年後の世界を描く。 劇中で「同窓会みたいなもんですな」と言われているように、若干テレビシリーズのファン以外にはついていけない部分もある…

魔法少女まどか☆マギカ

2011/12/20〜12/24鑑賞DVD あちこちで話題になっていた作品。遅ればせながら。 まず、題名に「魔法少女」と銘打たれているいっぽうで、シャフトという癖のあるアニメ制作会社の、新房昭彦という癖のある監督さんに加え、(僕はこの作品で初めて知ったのだけ…

タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密(★★★★★)

2011/12/3鑑賞@シネマQ スピルバーグ初の3Dモーションキャプチャーアニメーション作品。原作は児童文学。「タンタンの冒険」は原作を小学校のころ読んだ記憶がある。そのため僕はこの作品を非常にノスタルジックなファンタジーとしてとらえた。 さて、恥ず…

映画けいおん!(★★★★★)

2011/12/3鑑賞@シネマQ2011/12/13鑑賞@シネマQ タンタンからうんたんへ。 明らかにこの映画を僕は映画として楽しんではいない。 こういう楽しみ方をした映画がもうひとつある。『モテキ』だ。 ここ数年、僕はほとんど続きもののドラマやアニメを観なくな…

手塚治虫のブッダ ―赤い砂漠よ、美しく!―(★★☆☆☆)

2011/6/12鑑賞@サザンプレックス 原作未読。歴史を題材にした話だからかもしれないけれど、やっぱりちょっと切り処がよくない気がした。 まず感じたのは、このお話は幾分奇妙な構造をとっていること。 チャプラという成りあがる戦士に関するエピソードに相…

涼宮ハルヒの消失(★★★☆☆)

人気アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」でも特に人気の高いエピソードの映画化。 映画化といっても、どうしても動画サイト対策といった下衆めいた勘ぐりをしてしまうのだけれど。 アニメ「ハルヒ」の作品のひとつとしてはよかったのだけれど、映画としてみるとやっ…

とらドラ!

(※注:ネタバレ含む) ライトノベルが原作のラブコメアニメ。 この物語は主人公・高須竜司とヒロイン・逢坂大河がたがいに別々の相手が好きで協力し合う互助関係、というのが初期設定となっているのだけれど、中盤くらいから怒涛の展開を見せる。 それで、…

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(★★★★★)

二回観た。一回目はソラリアシネマの広い会場。客もそんなに多くなかった。ただ、贅沢な体験をしたと感じた。二回目は桜坂劇場の狭い会場。人口密度の高さもあってオマツリのような体験をした。 今回の劇場版。一言で言えば、これからまた一年以上待てという…

コードギアス 反逆のルルーシュR2

と言いつつアニメの感想から。 いや〜、泣いた泣いた。1話目の「撃っていいのは、撃たれる覚悟があるものだけだ」というルルーシュのセリフがリフレインする構成が美しすぎて。 果たしてこの作品がどれだけ新しいことできたかってのは疑問が残る。「ラグナ…

serial experiments lain

で、妄想代理人と重なる部分が多いのがこの作品。 どちらも妄想が現実を侵食していく感触が似ている。 比較すると、シナリオ的には妄想代理人に軍配が上がるけど、映像感覚やキャラクターの造形はこちらが上かなと思う。 そして、妄想代理人以上に難解。 い…

妄想代理人

この手の作品は自分の解釈をどれだけぶつけられるかだと思うのよね。 で、この作品がたとえばエヴァみたいに語られてないのって、なんだか、すでに答えがすべて作品中に提示されているような気分になるからだろうな。 つまり、冒頭で示される携帯電話により…

ニニンがシノブ伝

古賀亮一の漫画のアニメ化。2004年放映。 とにかく若本規夫の好演に尽きる。本編は7割若本さんの喋くりでできてるんじゃないかと思えるくらいだ。 そして、ギャグも決してパロディに頼っているわけじゃないのだけれど、すごく笑える。おそらくは言い回しだろ…

さよなら絶望先生 

マガジンで連載中の久米田康二の漫画のアニメ化。本連載のほうもアニメと連動した部分を見せていて面白かった。 ぼくは正直に言えば今まで新房昭之が監督した作品の面白さはわからなかった。特に「ぱにぽにだっしゅ」が・・・(だってあれ。登場人物多すぎて…

らき☆すた

美水かがみの漫画を京都アニメーションがアニメ化したもの。学園モノで、オタク少女泉こなたと、友人の柊つかさや柊かがみ、高良みゆき、また、こなたの従妹小早川ゆたかやその友人などから蜘蛛の巣状に話が広がるような、そんな展開を取っている。 原作を読…

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序

庵野秀明総監督のアニメ・新世紀エヴァンゲリオンの12年ぶりの新作。 自分は2年前に初めて観た、という、言ってみれば後追いのニワカなのだけれども、でもやっぱりエヴァは好きだー、と再実感した作品ではあります。映画が終わった瞬間周りがざわざわしはじ…

時をかける少女

筒井康隆の人気原作の(続編としての)劇場アニメ化。夏に観るのがとにかく素晴らしいです。 恥ずかしながらぼくはまだ大林・原田版を観た事なくて、10年位前にフジのドラマでやってた内田有紀版しか観た事ないと言う不届き者なのですが、しかも完全にストー…

涼宮ハルヒの憂鬱

スタッフ原作・構成協力:谷川流 原作イラスト・キャラクター原案:いとうのいぢ 監督:石原立也 シリーズ演出:山本寛 超監督:涼宮ハルヒ 超編集:重村建吾(キョン) ※放送第1話のみ 編集:重村建吾 ※放送第2話以降 シリーズ構成:涼宮ハルヒと愉快な仲間…

平野綾茅原実里後藤邑子「ハレ晴れユカイ」

アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」のEDテーマ。VIPPERがオリコン1位を目指した購買運動を行っていたことでも有名。 ところで、アニソンがチャート番組で冷遇されているなんて言うけれども、本当にそうなのかな。2002年のCDの売り上げが全体的に下がった頃、声優と…

うる星やつら2 ビューティフルドリーマー

1984年(ぼくの生まれた年だ)発表。今や1,2を争うほど有名なアニメーター、押井守さんが監督・脚本をつとめた初期作品ってことで有名ですね。 ぼくは「うる星やつら」をまったく観たことも、原作を読んだこともなくて、それで少々キャラクター設定を理解し…

耳をすませば

原 作:柊あおい「耳をすませば」 監 督:近藤喜文 脚 本・絵コンテ:宮崎 駿 プロデューサー:鈴木敏夫 製作総指揮:徳間康快 音 楽:野見祐二、主題歌:「カントリー・ロード」本名陽子 声の出演 月島雫:本名陽子、天沢聖司:高橋一生、雫の父:立花隆、…

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲

2001年。日本 監督・脚本:原恵一 毎年公開されているクレヨンしんちゃんのアニメで、たぶん一番評価の高い作品。 僕はおそらくクレヨンしんちゃんの映画は「クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険」(1996)くらいまでは毎年見てたと思う。リアルに小…

新世紀エヴァンゲリオン

先週かけて一気に最終話までのビデオ観た。初めてだったんだけど、10年前の作品とは思えないところもあるし、10年前の作品だなというところもあった。 1995年の10月から1996年の3月までテレビ東京で放映され、その後1997年3月公開の「Air/まごころを君に…

機動戦士ガンダム 特別編

ガンダムシリーズの劇場版。監督は富野由悠季。テレビアニメとして放映されたものを映画版として3部作にわけ公開されたものの1作目らしい。1981年作品。 ガンダムはさすがに名前くらいは知っていたけど、アニメだの漫画だのはほとんど見たことなくて、子供…

魔女の宅急便

言わずと知れた宮崎アニメの代表作。1987年発表。テーマソングがユーミンだったことでおなじみですね。 個人的にスタジオジブリ作品では一番好きな作品。確かに、完成度や内包しているテーマといった点では、「ナウシカ」や「千と千尋の神隠し」よりはないと…