OKINAWA MOVIE LIFE

沖縄(宮古島)在住の映画好き。ツイッターは@otsurourevue

music

HUSKER DU「ZEN ARCADE」

ハスカー・ドゥの1985年作品。70分にも渡る大作。 内容は、メロディがグッドなハードコアロックを基盤として、フォークやピアノなどに飛びまくるナンバー。ハスカードゥのナンバーってのは、確かにシャウトしているハードコアなんだけれども、どこかに優しさ…

戸川純「好き好き大好き」

戸川純のソロ3枚目のアルバム。1986年リリース。ちょっとアイドル路線。 アレンジはアイドルだけどそれに乗っかる歌詞の恐ろしさを忘れちゃいけない。ストーカーなんて言葉のなかった頃からストーカー的偏執恋愛を描いていた戸川純。すげー、すごすぎる。 8…

LUNA SEA「SINGLES」

ルナシーが1997年にリリースしたシングルベスト。 当時GLAY、L'Arc-en-ciel、そしてLUNA SEAが御三家のように扱われていた印象がある。そしてその3組の中でどれが一番好きかと問われれば、迷うことなくLUNA SEAと答える。 ルナシーは当時ビジュアル系と呼ば…

マスターベーション「マスターベーション」

1980年代に活躍したハードコアパンクバンド、マスターベーションが1983年から1985年にかけてリリースしたソノシートをまとめたアルバム。 とにかく一曲目の「兵士トナッテ戦場ヘ向カエ」が凄くて、10代の鬱屈した妄想をそのままダイレクトに叩きつけた歌詞に…

FRICTION「軋轢」

フリクションの1stアルバム。1980年リリース。なんというか、これは、聴いてて確かに凄いと思ったけど、おそらくあまり聴かないだろう、下手すると二度と聴かないかもしれない、そんなアルバム。 音は、今で言えばMO'SOME TONEBENDERみたいな緊張感溢れるギ…

V.A.「Roadrunnner Drill The CD '01」

アメリカのパンク/ヘヴィロック系レーベル(でいいのかな?)ロードランナーのコンピレーションアルバム、2001年リリース。最近ではPE'Zが移籍しましたね。 この時期だったらSLIPKNOTが話題になっていました。SLIPKNOTも収録。 一曲目のTHE 69 EYESのゴシッ…

V.A.「極東最前線」

イースタン・ユース主催のイベント、極東最前線のコンピレーションアルバム。どのバンドもこのアルバム用に曲を書き下ろしている(あぶらだこはちょっとちがうのかな?)。 このアルバムがリリースされた2000年は、イースタン・ユース周辺がもっとも盛り上が…

V.A.「rockin' on CD vol.3」

雑誌ロッキンオンに付属の新人アーティスト紹介CDで、フル収録。2006年4月号付録。 ぼくはvol.1は聴いたことあったけど、vol.2はない。vol.1は正直に言うとどのバンドも同じような感じがして、突出していたのはROOSTER、BRIGHT EYES、SCISSOR SISTERSくらい…

V.A.「LONDON NITE」

大貫憲章さん主催のイベント「ロンドンナイト」のコンピレーションアルバム。1999年リリース。ロックというくくりはあるもののジャンルはバラバラです。 1980年から始まったイベントで、50歳を過ぎてもロック親父であり続ける大貫憲章さんの姿勢には頭が下が…

strobo「Ending is the point where all things get started」

中古で300円で入手したCDなのだけれど、正体不明。このバンドについて詳しくわかる方はご一報を。1998年リリース。 聴いて連想したのは、MO'SOME TONEBENDER、WRENCH、時々54-71。実際にWRENCHのSHIGEがゲストで参加しているし。あと、SPECIAL THANKSのとこ…

暗黒大陸じゃがたら「南蛮渡来」 

80年代の日本インディーシーンで活躍したドロドロファンクバンド、じゃがたらの1stアルバム。1982年リリース。バンド名にアフリカを意味する隠語が含まれていたのが意味深い。 一聴しておもったのが、意外とギターがファンクっぽくないなっていうこと。なん…

INU「メシ喰うな!」

現在作家の町田康が町田町蔵名義だった頃に発表したアルバムで、デビュー作。1981年リリース。町田町蔵当時19歳。 日本のパンク名盤として捉えられる向きも多いけれど、パンク然した曲は意外と少なく、むしろニューウェイブな感じ。全編を通して低い重心で鳴…

ohana「オハナ百景」

ポラリスのオオヤユウスケ、クラムボンの原田郁子、ハナレグミ/SUPER BUTTER DOGの永積タカシが結成したユニットの1stアルバム。 いやあ、いいわコレ。この3人は気持ちいい音楽ってのを知っていると思った。ポラリスもクラムボンもハナレグミも、ここ数年の…

東京60WATTS「初期の東京60WATTS」

東京60WATTSのインディーズコンピ。 とにかく、日本語の乗せ方、それに独特の言語センスがいいです。フジファブリックみたいに、一聴して変ってわかるっていうのはないけれど、やっぱり変です。 タイトルから連想される、RCサクセションから連なるソウルやリ…

PREFAB SPROUT「FROM LANGREY PARK TO MEMPHIS」

イギリスのポップロックバンド、プリファブ・スプラウトの4枚目のアルバム。1986年リリース。邦題は「ラングレーパークからの挨拶状」。 初めて聴いたのは一年くらい前で、ずっとつかみ所がないなあと思っていた。プリファブ・スプラウトと同じような位置に…

THE BREEDERS「LAST SPLUSH」

ピクシーズの紅一点ベーシスト、キム・ディールの課外活動、ブリーダーズの2ndアルバム。1993年リリース。 ピクシーズより聴きやすい印象があります。とりあえず、「CANNON BALL」は名曲です。ひとつのムーブメントが終わってしまったような寂寥感を全体にた…

PESELA-QUESELA-IN「REMASTERPIECE」

ビークルのヒダカ氏がビークル結成前に結成したバンド、ペセラ・ケセラ・インの2002年にリリースされたリマスターアルバム。ビークルファンのコレクターズアイテムにするにはもったいないくらいポップの魔法に溢れたアルバム。 モンキーズみたいなバンドをや…

THE FOLK IMPLOSION「DARE TO BE SURPRISED」

アメリカのインディー・ローファイ・オルタナティブロックデュオ、フォークインプロージョンの2ndアルバム。ここに出てくる言葉の半分くらいしか意味わからないですけど。1997年リリース。 全体を通しての感想は、変態です。ポップなのに、どっか鬱状態の人…

pre-school「this album」

プリスクールの3枚目のアルバム。2000年リリース。 ブリティッシュポップ風味を聞かせたスノッブな5人組が、翌年より電子音を効かせたユニットに移行していく、その直前のアルバムとしてプリスクール史においても重要ではないでしょうか。 メロディの質やそ…

fra-foa「宙の淵」

去年解散したフラホアのデビューアルバム。2001年リリース。 とにかく「青白い月」が名曲で、ボーカルの方の幼いころに兄が亡くなった経験をもとにしているということで、思いのたけを叫ぶ名唱なのですが、個人的にはこれは「ひぐらしのなく頃に」の北条沙都…

MOJO CLUB「社会復帰」

忌野清志郎などとのセッションで知られる三宅伸治率いるMOJO CLUBのデビューアルバム。1990年リリース。この後5枚アルバムを出して解散しているようです。 少しヒリヒリするようなタイトル持つこのアルバム。内容は、シンプルなロックンロール、ブルース。そ…

サンボマスター「僕と君の全てをロックンロールと呼べ」

サンボマスターの3枚目のアルバム。ランニングタイム75分に渡る大作です。 全体的な感想としては、疾走感あふれるナンバーに比べてソウルミュージック然とした聴かせるナンバーが増えている気がしました。特に後半。 おそらく、サンボマスターはいちジャンル…

音楽批評と情報量について

最近、50年代のロックンロールを聴いて思うところあって、書かせていただきます。 批評といっても、rockin' onに載っているようなものから、ブログで「かっけー!すげー!」と書いているものまで、多種に別れます。別にどちらのほうがいいと言っているわけで…

aiko「桜の木の下」

aikoの2枚目のアルバム。2000年リリース。 これから入る人も多いですね。確かに、初心者向けともいえるかも。 アイコっていえば、ポップなのによく聴けば複雑なメロディやコード進行が特徴。その辺のミクスチャーロックなんかよりよほど聴きごたえある。 そ…

OASIS「[WHAT'S THE STORY]MORNING GLORY?」

オアシスすげえwww、の一枚。 オアシスの2ndアルバム。1995年リリース。 よくアルバムの紹介で「全曲シングルカットにしていいくらい」ってあるけど、このアルバムほどその文句が似合うアルバムも無いだろう。てか、実際にその案があった見たいだし。 「トレ…

OASIS「Definitely Maybe」

やっぱオアシスはいい曲作るなあ、な一枚。 説明不要のモンスターバンド、ブリティッシュ・ロックンロール・バンド、オアシスのデビューアルバム。1994年リリース。 多分アジカンのゴッチがインタビューで言ってたと思うんだけど、オアシスもウィーザーも決…

The Smiths「The Smiths」

なんて甘美なアルバムだろう。 いまやロック史に残るバンド、スミスのデビューアルバム。1984年リリース。 スミスといえば、アコースティックなアレンジに線の細いモリッシーのボーカルで紡がれる社会的弱者の視点から描かれた詩と甘いメロディ、このアルバ…

Echo & The Bunnymen「Ocean Rain」

エコバニ4枚目のアルバム。ヒット曲「Seven Seas」収録。 「Seven Seas」のポップスとしての力はすばらしいものがある。エコバニのライトサイドっくらいのカラッとした曲調、シンプルな言葉で紡がれた詩、そして、キラキラしたギター、すべてが相まって、け…

Echo & The Bunnymen「Porcupine(やまあらし)」

エコー&ザ・バニーメンの3枚目のアルバム。1983年リリース。 まず、このアルバムを聴いて感じるのは、表現できる世界観が広がったと言うこと。たとえば表題作なんか、イントロだけ聴くと霧がかった深い森を想起させるアレンジでいいねえと思うけど、聴き終わ…

BILLY JOEL「52ND STREET」

ビリー・ジョエルの6枚目のアルバム。1978年発表。邦題は「ニューヨーク52番街」 「ストレンジャー」よりブラックミュージックの要素が強くなっている。ただ、「ストレンジャー」にもブラックミュージックの要素、特にソウルやジャズの影響は感じるけど、ビ…